海外旅行と生理 ③

洋服とレイプ

この部分のために香港記を書いたようなものでした・・・。。






生理用品の準備ができたところで、 一応それを使用したにも関わらず、血液が洋服についてしまったら・・・というお話です。

そんな時のために、まず、もちろん、ボトムスの色は黒いものにしておいたほうがいいということ。 そして、できれば、私のように洗ってからくるっと回せるように、洋服のタイプはスカート、色は無地又はどの方向で履いても分からない程度の柄物が安心です。チャックはなくてゴムがいい。折り目もなし。






パンツだと、血液がついても、脱がないと洗えません。スカートなら履いたまま洗えますが、タイトだとやりにくいので、フレアーがいい。ロングならなおいい。

でも、洗うとそこだけ濡れるじゃないですか。だからお尻がビショビショになって、えらく恥ずかしいのです。なので、くるっと回して、濡れた部分を横にもってきます。だから、柄がないほうがいいし、チャックも折り目もないフレアーがいい。

そして、血液を落として安心してから下着を買いに行きます(小さいし、一枚バッグに入れておいてもいいかも)。






ここで大きな葛藤なのですが、果たして、一人旅のスカートは安全なのかということです。

いつか書く旅行記もなくなったら、一度真剣に世界のニュースを調べてレイプの記事を書こうかと思っていますが、現在のところ、私が一番腹立たしいレイプニュースナンバーワンの国は、インドです。

レイプ犯に言わせると、「女は黙ってレイプされろよ」らしいです。黙ってレイプさせないから、性器を切ったり、性器の中に物を詰め込んだり、手を入れてそのまま腸を出したりというニュース、いっぱい出てきます。






脅かすわけではありませんが、性別が女性であるならそれなりの覚悟をして旅行へ行かなくてはいけません。恋人と一緒でも関係ありません。もちろん逃げてしまう男もいるけれど、一緒にいたところで、スーパーマンでもない限り、男性はぶちのめされて、その男性の目の前で女性をレイプします。家族だって同じ。3歳の娘さんを旅行に連れて行くお父さん、小さいからと安心しないように。インド乳児レイプのニュースも何度も読みました。性別が女性なら何でもいいのです。






というわけで、スカートを履いていいものかどうか。もちろんパンツでもレイプされるときはされるのですが、少なくとも、裁判になった時、「挑発していた」とみなされる服装は絶対に避けたほうがいいと思っています。タンクトップでおっぱいが出そうなものも同じです。女性差別の国はまだまだ世界中にいくらでもあります。「誘ったのは女のほうであり、性行為はレイプではない」として無罪という結論が出る可能性が大な国もあります。






でも、セブ島にリゾート満喫旅行とか、「一応大丈夫だろう」と思われる場所はたくさんあります。今は特に車だし、私も結構安心してスカートを履いており、大都市では徒歩でも普通にスカートです。

だけど、スカートを履く時には、必ず下に短いレジギンスのようなものを履いて、スカートがめくれても下着が丸出しみたいなことには絶対にならないようにしています。たとえ温度が40度を超えていてもです(なので、暑い国なら逆にパンツのほうがいい)。






私のようにスカートにまで浸透して真っ赤になってしまうなんていうことはまず滅多にないことだと思うけど、そんな人も世の中にはいますので、「私もそうかも・・・」と思ったら、行く場所等良く考慮して生理服を選んで下さい。



トイレはどんな感じ?

では、生理用品も調達して、服も丁度いいもの選んで、いざ観光へ。

そして、トイレへ行ってみた。






まず、トイレットペーパーですが、生理中は紙を使う量が増えるのは私だけでしょうか。もしも私のように紙を多く使う場合は、流す時に注意してほしいのですが、日本のように必ずしも紙をトイレに流すとは限らない国も多いです。 ヨーロッパでもです。






国というより、場所と言ったほうがいいのかな。どんなに発展途上の国でも、超高級ホテルに泊まれば紙を流しても多分流れますが、「素晴らしい」と思うほどの水の勢いのあるトイレは滅多にお目にかかれません。






そして、じゃあ紙を流さないならどこに捨てるのかというと、トイレに大きなゴミ箱があるはずですなので、そこに入れます。






だけど私は、それが生理用品を入れるゴミ箱なのか、それとも使用済みの紙を入れるゴミ箱なのか、たまに迷います。ゴミ箱があったとしても、日本と違って蓋がないことがほとんどなので、何だか良く分からないのです。

とりあえず、明らかに大きなゴミ箱や、そのままポリバケツが置いてあるのなら、おそらく確実にトイレットペーパー用だと判断しています。






もちろん、最初からトイレの紙だけがその汚物入れに入っていたら「ここでは紙を流しちゃいけないんだな」と思って、ゴミ箱に紙を入れます。でも、そこで又迷います。「紙のゴミ箱と、生理用品のゴミ箱って同じなんだろうか」と。でも、大抵はゴミ箱が一つしかないので、両方とも同じだなと思って入れるんですけどね。他に方法がないので。






そして、ちょっとグロいこと書きますが、「血のついた紙をゴミ箱に捨てるのは嫌だし、流しちゃえ」と思う人もいるかもしれません。私もいつもそうしたい。だけど、やめたほうがいいです。

使用済みの紙を入れるゴミ箱があるということは、何らかの理由で流せないはずなのです。最初から流す文化がないので、そもそも出てくる水量が少ないとか、タンクがなかなか進化せず、水圧が低すぎて流れないとか。だから、そこで流すと詰まるかもしれません。一旦水と一緒に流れたはずの赤い紙が、大量の水と一緒に便器から戻ってくるかもしれません。なので、嫌でもちゃんと赤い紙をゴミ箱に入れましょう。






それから、トイレットペーパーですが、大抵圧縮レベルが低いです。つまり、長さが短いので、すぐなくなってしまうと思います。ホテルでは、毎日予備の紙を足してくれるとは限らないし、トイレットペーパーを下さいと何度も電話するのも面倒なので、私は連泊の時は最初からスーパーで買うこともあります。そして、「何でこのお客さん紙を持っているんだろう」と思われるのが恥ずかしいので、出かける時はスーツケースに入れて隠します。共有のトイレがフロント近くにあるようなホテルなら、そこで紙を調達して部屋に持って行ってしまうというのもありだと思います。






それと、もう最初から「流れないもの」と思うことにしているので、割といいホテルに泊まっている時でも、二度以上に分割して流しています。生理中じゃなくても。水がたまるのが遅くて時間がかかることもあるけれど。






基本的に、トイレあるだけラッキーだと思う。トイレがあっても、ドアがないこともあり(中国とか)、流す水も手汲みかも(アジア数カ国やアフリカとか)。というわけで、上記は、「トイレがあった場合」です・・・。

さて、次は、ベッドシーツに血液をつけてしまった場合や、最初から生理を避けるためにピルのお話など


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