2日目③「フィンランド結婚式」

 

 

 

さんざんチャックチャックと書いたけど、日本語ではファスナーとチャックとどちらが正しいのでしょうか。イギリスで言う、zipのことです(zipperはアメリカ)。チャックじゃなかったらすいません・・・。

 

さて、待ち合わせは3時半。スカンディックパークのフロントには、時間数分前に到着。

 

 

ロビーのソファに座って待っていたのですが、やっぱりスカートが短い(いやらしい目で見てはいけません)。

 

 

座って背にもたれた時にこの長さになるようでは、私にとってこのスカートはとても短い。

1回で終わりのドレスかな。帰国したら売りに出してしまおう。というわけで、皆さん、見納めです。売れなくても、これを着ることは多分もうないと思います。すっごい背が縮んだら別だけど・・・。

 

 

3時40分。まだ来ない。

電話をしてみる。

友達、出てすぐに、「今降りるよ」と。

結婚式は4時からだけど、大丈夫なんだろうか。

 

 

降りてきた友達、彼女が支度に手間取っていて、まだ終わらないとのこと。

レディーだかんな。わかるよ。まだ若いだろうし。私がちょと遅れなさ過ぎるだけだ。

3時55分。彼女がやっと降りてきました。

ここからタクシーでどのぐらいだろう。まだ始まってないといいけど。

 

 

外に出たらタクシーが丁度来てくれたので、3人で乗り込みます。

 

 

「大聖堂まで」

 

 

場所はヘルシンキ大聖堂。ここはもう、ヘルシンキの観光スポットにもなっているようなすごい場所です。どのガイドブックにも載っていると思うよ。

そんなところで結婚式ができるんですね。すごいな。

 

 

ホテルからはそう遠くないですが、さすがに2分で着く距離ではない。

 

 

4時2分。過ぎちゃったな。

 

 

4時12分。まだ街の中。

 

 

ああ。あれだ。あの向こうにある白い建物。どうかまだ始まっていませんように。

 

 

大聖堂の前で降りたらあの階段を登って行かなくてはいけませんが、観光ではないので大聖堂の横につけてもらったので、階段はなし。

 

 

時刻は4時15分。タクシーを降りました。

友達が、「誰もいないな」とつぶやく。

 

 

その一言で、結婚式の始まりというのは中ではないのだと悟る。おそらく、外に招待客がいて、何かするのでしょうね。その間を歩いて新郎新婦が行くとかなんとか。結局誰にも聞かなかったから知らないけれども。

 

 

まっすぐ大聖堂のドアへ向かって行くと、ロープがかかっていました。結婚式が始まったのでしょう。部外者立ち入り禁止でした。

友達がそのロープを避けて入っていったので、私と彼女も後に続きます。

 

 

ドアを開けると、結婚式はもう始まっており、招待客は全員着席済み、新郎新婦は神父さんのほうを向いていました。

ちゃんと4時に始まったみたいですね。

 

 

友達の一生に一度の舞台に遅れて申し訳ない。

 

 

だけど、幸せそうな2人でした。

 

 

誓いの言葉を聞かれ、「誓います」と新郎が言ったら、何故か神父さんが、「よろしい(Good)」と言ったので、みんな大笑い。

いまだに私はこれが分からない。普通に「I do.」って言ったと思ったんだけどな。それとも、普通は神父さんは何も言わないのだろうか。

 

 

讃美歌合唱。結婚式に来た時に、何か式次第のようなものを配られたのだと思いますが、そこに讃美歌の歌詞が書いてあったと思います。

持っていなかったので、手で本を読んでいる真似をして、口をパクパクさせておきました。

どうせ歌詞があっても、讃美歌歌えないしね。

 

 

まだまだ何かをやって、

 

 

私たちに囲まれ、通り過ぎて行きます。

 

 

そしてここで、あの有名な結婚式ソング。

 

 

タタタターン

 

 

タタタターン

 

 

タタタタ、カカカカ、タタタタ、カカカカ、

 

 

 

チャーンチャーン チャ チャ チャ チャ チャ

ター タララララッ タッタラーラ

 

 

 

 

 

 

音楽を文字で表す私と、「何となくわかるよな」と思う読者。

うまいこと行きましたように・・・・。

 

 

あまりに美しくて見とれていたたため、カメラどころではなかった。

 

 

みんな、新郎新婦の後について外へ行きます。

 

 

外では、ブライヅメイドがお花やライスを渡していました。

 

 

「何これ?」

 

 

と友達に聞くと、「新郎がきたら、彼の顔に思いっきりぶつけるように投げるんだよ」との冗談。ああ、これがライスシャワーか。本物のライスを使うんだ。

 

 

友達 「これ、お米だよ。お米のことなら、じゅんこの方が良く知ってるんじゃないか」

 

 

何となく勘違いされているアジア人。

 

 

 「知らないよ。私が食べているお米と違うもの」

 

 

ピントはずれの返事をする日本人。

 

 

さ、これ持って待とう。

だけど、寒いな。やっぱりヒューヒューだな。晴れて良かったけど。

 

 

それにしても、結構みんな地味だった。

 

 

私だって、こんな格式高い大聖堂でやると理解していたのなら、違うドレスにしたよきっと。

誰だか分からないけど、昨日少し話したレディーがいたので、もう少しフォーマルにすれば良かったとつぶやいたら、「フォーマルじゃない。スカーフかけてるし」と言われました。スカーフをかけるとフォーマルな印象が出るのかな。何となくそれ、分かる気もするけど、それで通用するならいいんだけど・・・。

 

 

あ、そろそろ来るかな。

 

 

2人が歩いてきたので、私もお米をかけました。

生まれて初めてのライスシャワー。

日本でお米を投げたらさぞ怒られるに違いない。

 

 

あっという間に行ってしまった2人。

 

 

向こうでフォトグラファーの人が待っていて、しばらく2人の写真を撮っていました。

 

 

大抵フォトググラファーをちゃんと雇いますよね。ドレスを着て外で写真を撮ってるところを見ると、日本と違って高級レンタルではないのでしょうね。

記念の写真は、椅子に座ったりしたスタジオ撮りの堅苦しいものではなく、外で自然に撮ったり、式やパーティーで撮ったりします。

結婚式に呼ばれずとも、その写真だけはフェースブックにアップされるので、何度も見ています。みんな、素晴らしい写真です。あのお見合い写真みたいなやつはやめて、日本もこういう素敵な写真にしたらいいのに。

 

 

でもまあ、結婚式でフォトグラファーがいると、撮っている間、招待客は待たされます。当然ですが、みんな幸せに待っています。

 

 

待ち時間、数人で話していた時、日本の結婚式はどうだと聞かれました。お祝いで現金を持って行くということ、式には全員呼ぶわけではなく、その後のパーティーに呼ばれただけでも現金を持って行くということ、新郎新婦側は料理を用意し、数百万円の出費があること、だけどご祝儀でだいぶ戻ってくることなどを話しました。結果的に、「お金持ちの友達がいたら、ご祝儀のほうが上回るから、ハネムーン代もそれで出るかもね」と締めくくるという、感じ悪い守銭奴的な終わり方になりました。意図したわけではないのに、なぜそんな説明になったのだろう・・・。

 

 

さて、どうやら写真を撮り終わったようですが、今度は集合写真を撮るようでした。

大聖堂をバックに全員並び、パシャリ。その写真は新郎新婦が持っていることでしょう。

 

 

集合写真を撮ったので、次の場所へ移動です。

バスを2台借りてありました。すごいよね。

全員でバスに乗り、そちらへ移動です。

 

 

時刻は4時57分。私は、さっきまで話していた、前夜祭でもちょっと会っていた、スウェーデン人の彼女の隣に座りました。1人なのかなと思って。

 

 

多分、1人じゃないというか、こっちに友達がいると言っていたし、多分、友達がブライズメイドだったんじゃないかと思います。あまりにも大勢話したので、誰が誰だか分からなくなっちゃったので混乱しています・・・。

ずっと彼女と雑談。ソフィーセルマーニが好きだったんだと言うと、びっくりしていました。スェーデンのシンガーなのよ。ソフィーについてしばらく話していたら、彼女が、「あれ?私の思っている人じゃないかも」ということで、スマホで検索したら、全然違う人だったらしい・・・。ソフィー、あまり有名ではないのだろうか。

それから、フィンランド、タクシーないから、帰りどうしようかと言ったら、

「ウーバが使えるかも」

と言っていました。なんじゃそれと思ったら、タクシーだった。

「Uber」かと聞いたら、「違う違う、oの上に線が入った、ノルウェー語のスペルだよ」と言っていたので、私のこのキーボードでは普通に出ません。言語を変えれば出るだろうけど、ワードプレスでは文字化けするかも。

ということで、なんだか分からないけど、スマホで呼ぶタクシーと同じものではないのでしょうか。北欧版なのかな。

どちらにせよ、現地のシムカードを買っていなかったので、私は使っていませんが、ウーバがいいらしいので、どうぞみなさん使って下さい。

 

 

さ、ゆるゆるりとバスは行き、到着。4時57分。

 

 

 

 

 

 

 

え、うそ。

 

 

めっちゃ見たことあるよなここ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝来たし・・・・。

 

 

ですが、このカフェレガッタでやるのではなく、その向こうの建物を貸切ってのパーティーでした。

 

 

こういうことだったのか。

 

 

では、中へ。

 

-フィンランド結婚式お呼ばれほんの3泊一人旅

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