2日目⑤「楽しさの圧勝」

 

 

 

続く歓談。

 

 

新婦、子供と遊ぶ。

 

 

もっと小さい子もいました。子供連れの親族が数人いたいので。そして、その小さい子たちも、夜12時ぐらいまで普通にいました。さすがに深夜2時に帰る時には見かけなかったので、途中で帰ったみたいだけど。

 

結婚式が始まったのは、夕方4時。現在8時過ぎ。4時間ちょっと経過。

 

 

新婦、変わらず子供と遊ぶ。みんなかわいい。

 

 

途中、一度外に出て、外のテーブルで話そうとしました。だけど、あまりにも寒くて断念。しばらく外のテーブルにいた人たち、寒いのに慣れているんだろうな。

 

 

8時40分。スピーチが始まりました。

 

まずは新郎のお父さん。その後お母さんでした。

 

 

そして、新婦のご両親。

 

 

たくさん話していたので忘れちゃったけど、日本のようなものではなかったのは確かです。ちゃんと、人を褒めます。自分の息子でも娘でも。「こんなできの悪い娘をもらってくれて」などとは口が裂けても言わないでしょう。謙遜という皮をかぶった間接的侮辱はありませんし、それが冗談で通じる世界でもありません。

だから、聞いていて気持ちがいい。息子は多言語を話すし、フィンランド語もそのうちマスターするでしょうぐらいのもので、優秀振りを堂々と話します。人を褒めるので、聞いていて、気持ちがいい。「なに自分で自分の子供自慢してんの」なんて言う人間は、もちろんいない。

 

 

終始、本当に、気持ちがいい。

気分がいい。

 

 

もちろん、冗談がないわけじゃないですよ。

この次に、新郎の友人代表として親友がスピーチをして、新婦のほうは、妹さんがスピーチをしました。そちらのほうは、冗談満載でした。特に妹さん。素晴らしいスピーチ。

「毒舌」の種類が全く違い、「バカにしない毒舌」です。

 

 

だけどやっぱり、最後は涙ボロボロよね。特に新婦さんの時。新婦と妹さんは、とりわけ仲が良かったらしく、本当に涙涙になりました。

妹さんはブライヅメイドを務めていました。現在はドイツに住んでいて、看護婦さんらしいです。国際人家族だよね。

 

 

時刻は9時。結婚式が始まってから5時間経過。

 

 

今度はケーキカットが始まるようです。

 

 

なんて言うけど、ケーキカットがあるのを知りませんでした。何をやるのか分からなかった。

 

後ろ姿しか見えなかったし。

 

 

ズームして、ようやく何をしているのかが見えました。

 

 

これは逆を向いてやってほしかったなあ。

 

 

切り終わってからケーキを取りに行ったけど、ケーキカットのケーキだったのかな。

同じものかどうか分からないけど、1切れとってきた。

 

 

 

 

そこからまた歓談。

 

 

 

 

9時40分。又何か始まるかな。

 

 

どうやら新郎新婦がしゃべるようです。

 

 

本人はしゃべらないと思っていたから、ちょっと驚いた。しゃべるのなら、一番先にしゃべるだろうと思っていたので。

 

 

一番最後なんですね。考えてみたら、最後にふさわしい一番の人たちだものね。

 

 

新郎に続き、新婦もご挨拶。

 

 

何を話したかさっぱり覚えていませんが、遠くから来てくれてありがとうの国の中に、ジャパンが入っていたのは覚えています。その辺、さすがはちゃんとしている。干渉はしないけど、周りへの気遣いはするというのが社交の掟。

 

 

9時50分。一番端のテーブルの方はどいてちょうだいねのお願い。1つだけテーブルをしまうのよ。そして、ダンスのスペースにするの。

だけど、食事の後片付けもあるので、一旦全員席を離れます。

 

 

何かもらおう。

 

 

10時過ぎ。結婚式開始から6時間経過。

 

 

ダンスが始まります。

 

 

まず最初は、新郎新婦。

 

 

息の合った社交ダンスを披露。全員それを眺める。

 

 

ここだけ緊張してそうに見えたのが、新鮮でした。相手はドレスだし、踏まないように気を使うんだろうな。

 

 

そして、新郎新婦のダンスが拍手で終わると、みんなが社交ダンスをする番。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでちょっと、どうしたらいいんだろう的な感覚がよぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

踊る相手がいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連れの性別の問題ではなく、社交ダンスは、1人では踊れない。

 

 

1人旅人間、手も足も出ず。

 

 

ちょうどご親族に話かけられたりして、ご挨拶をしていました。そしたら、社交ダンスタイムが終わってしまった。

因みに、相手がいたところで、社交とチークダンスは踊れません・・・。いつか練習しようっと。

 

 

 

 

次は、ゆるやかダンスタイム。写ってないけど、新郎のお姉さんが、おんぶひもで赤ちゃんをしょってダンスをしていました。素敵だったな。

 

 

ちょっとビデオを撮ってはいたけれど、

 

 

この後、音楽がもうちょっとゆるやかでなくなった頃から、全面参加。

 

 

音楽が良かったです。新しいのもあったけど、80年代とか、90年代とかなのかな。私、実は良くわかりませんが・・・。プリティーウーマンもかかったけど、あれはもっと古いよね。何せ、まあ年代の詳細は分からないけど、聞いたことがある曲ばかりでした。

フィンランドへ行く前、突然アバのダンシングクィーンが聞きたくなって、運転中にユーチューブをかけてブルートゥースでスピーカーから音を出してずっと聞いていました。なので、ダンシングクィーンがかかった時にはもう大盛り上がりで踊っていました。

 

 

そして、「お酒、久々に飲んでみようかな」、と。試しに、前夜祭でちょっとだけ飲んだ、ジンとグレープフルーツジュースの缶を飲みました。

数時間で体中の血液が全部回っているような感じになり、凄まじい偏頭痛が始まり、顔面まで痛くなり、救急車を呼びたくなるのが私の症状です。最後にまともに飲んだと言えるのは、2012年に、旅友とスペインで会った時です。彼と別れてホテルへ戻った夜中あたりから、最高に具合が悪くなり、もう二度とお酒は飲むまいと思った。

飲んでる最中にはきません。多分遅発性なので。だから、今が楽しければいいんじゃないという、翌日つぶす覚悟でお酒を飲みました。別に、踊るのにお酒はいらないんだけど。

グレープフルーツがソーダになってるから、炭酸だったみたいですね。なんか、気が付かなかったな。微炭酸が好きだから気にならなかったかな。飲んだのはこれです。ロングドリンクっていうやつ。フィンランドのお酒。空港でも売ってたよ。お土産にいいかも。重いけど。
http://www.originallongdrink.com/

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

踊る。

 

 

 

 

 

 

 

踊る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

踊る。

 

 

 

 

 

 

もう踊れないと思っていたけど、めっちゃ高いヒールを履いて、踊る踊る。

 

 

写真ないです。2時間ほど10センチを超えるヒールで踊り、途中でついにヒールを脱ぎました。そしたら、ガラスが割れているから気を付けるんだよって、バーテンの優しいお兄ちゃんに言われました。素敵な人だったな。

 

 

ロングドリンク、3缶ぐらい飲んだでしょうか。次を取りに行ったら、もうなかった。

その代わり、緑色の缶があったのよ。同じ会社の飲み物で、ウォッカにライムでした。

 

ああ、ウォッカだよ。

 

 

お酒を飲んでいた時は、ウォッカを飲んでいました。ビールも日本酒も飲めなかったけど、ウォッカだけは飲めました。匂いがないし。だけど、お酒は好きではなかったので、ジュースで割らないとダメでした。でも、ジュースで割ると結構飲めたのです。

イギリスにいたときの最初のほうは、まだ飲めた(と思っていた)ので、みんなで良く飲んで踊ったのですが、ウォッカをオレンジジュースで割ったものを飲んでいました。日本のウォッカの2倍ぐらい入ってるかな。日本のシングルは、海外で最低ダブルだと思う。それを5,6杯だから、500~600mlのウォッカでしょうか。

飲めなくなって良かったと思うよ・・・。

 

 

そして、そんな久々のウォッカ。ああ、なんと懐かしい味。

だけど、さすがにウォッカですね。なんかやっぱり、ジンのほうの缶とは違った。1本にしておきました。

 

 

因みに、全然酔いません。酔うことと、お酒が飲めないこととはあまり関係ないと思います。アレルギーなら、1口でも吐く時は吐くだろうから。

 

 

ささ、「お酒を数年振りに飲んでみる」という試みと共に、踊り続ける私。

その最中にちょっと話したりしたけどね、もう聞こえないのよ。だから、話どころではない。

 

 

だけどみんな、やっぱり踊りますね。

そして、つくづく思ったのですが、踊りのうまい男性は、本当に素敵というか、かっこいいというか、何て言うのかなぁ、魅力的っていうのともちょっと違うし、あ、他の男子とは一線を画すというのが一番似合った表現かな。見とれましたね。足が違うんだよ足が。

新婦の妹さんの彼氏がとっても踊りがうまくって、新郎のロンドンの友人も踊りがうまくって、そして、その2人には、どちらも、踊りの上手な彼女がいました。

思い返してみれば、踊れる男性のパートナーの女性が踊れないのを見たことがありません。必ず2人で仲良く踊っている。

踊れる女性に踊れない男性がつくことはあっても、踊れる男性に踊れない女性がつくのは珍しいのでしょう。

男子は、「一緒にいて楽しい女子」に惚れやすい。

とすれば、良く分かる結末。

 

 

 

 

 

 

何でもいいけど、楽しい。誰もジロジロ見てないし。舐めるように踊っている人間をジロジロみながら、あれうまいだのなんだの言っている人もいない。

だーれも気にしないで、好き勝手に踊っている。

そして私も、好き勝手に踊っている。

一番多く一緒にいたのは、バスでも一緒だったスウェーデン人の彼女です。彼女も、誰も何も気にせず、楽しく踊っていました。

 

 

深夜2時。

いよいよお開き。

 

 

2時20分頃、会場を出ました。

私は友達と友達の彼女と3人で、ホテルまでタクシーで帰ることに。歩いて帰れる距離だったけど、彼女も私も、ヒールで疲れてしまって、歩きはなし。

ということで、タクシーを呼ぶことにしました。

あ、そうそう、踊っている時、彼女がきて、「私のこと、怒っているでしょう。結婚式に遅れて。すっごく怒っているでしょう・・・。本当にごめんね」とほろ酔いで謝りに来ました。気にして悩んでいたんでしょうね。大丈夫よ。

 

 

さて、タクシー、全然いない。呼び方も分からない。困っていたら、新婦のお母さんがやってきて、スマホを開き、多分ウーバであろうアプリを開け、タクシーを呼んでくれました。

お、さきほどのウーバか。もう見られるんだ。おもちゃみたいだけど、本当にちゃんとタクシー来るのかな。

 

 

なんてとんでもない、本当に1分ぐらいできました。

何でなの?どこにいたの?早すぎない?なんでそんなに早く来られるの?

謎だよ謎。

 

 

まあいいよ。来てくれたから。

 

 

ということで、彼らのホテルまで。同乗した新郎の友人は、まだこれから踊りに行くらしく、私たちをおろした後、タクシーでどこかへ1人で行きました。タフだね。翌日の便でカナダに帰るって言ってたのに。

 

 

さ、友達とお別れ。明日の夕方のフライトだと言っていたので、昼間に会おうねなんて言ってたけど、

「テキスト送るよ」

と言って別れたし(テキスト入らないし)、疲れているみたいだったので、何となく会えないかもしれないなと思い、一応お別れをして自分のホテルへ。

 

 

 

 

「帰ってきたよ」な1枚を、エレベーターで。2時55分のただいま。

 

 

 

 

でも、このままでは眠れない。

 

お風呂を入れ、シャワーを浴びて、寝支度。

 

一体何時だったのかな。4時ぐらいでしょうか。

 

 

 

 

 

 

ああ、楽しかったフィンランド結婚式。

10時間だったけど、楽しくない時など、一瞬もなかった。

呼んでくれてありがとう。

完璧とはいかなかったけど、出席できて満足です。

結婚おめでとう。

きっと、とっても素敵な家族を築き上げていくのだと思います。

いつまでもいつまでも、幸せにね。

 

 

そんな私も幸せ。

1人でいることは考えさせられたけど、幸せの勝ちだよ。

楽しさの圧勝だ。

 

 

人の幸せを妬むような人間なら負けていたかもしれないけれど、そうでなくて良かった。

 

最後はやっぱり、きれいなものが勝つんだ。

 

 

明日こそ、寝坊しよう。どうかアレルギー症状が少なくて済みますように・・・。

 

 

 

 

-フィンランド結婚式お呼ばれほんの3泊一人旅

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