6日目⑧「何やってるのよ・・・」

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ちょっとだけだけど、買い物をしたので夕食へ行きましょう。

「ここはマレーシア」な彼女おすすめのマレーシアン料理とやらを食べに行こうと思って、屋根付きの商店街へ戻りました。

過ぎちゃったけど、まだまだクリスマスカラーです。
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スタバもある。
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スシもね。
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でも私は、マレーシアンが食べたいの。最後の夜だから。

あ、彼女おすすめのマレーシアン、あれだ。

・・・と思うんだけど・・・。
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開いてはいるんだけど、暗いしガラガラ。

様子がおかしいなと思って人を呼ぶと、男性が出てきました。

 「やってますか?」

店員 「6時閉店です」

これから混むのに閉める変わった店。

 「え・・・だって、マレーシアンならここがいいってホテルの女の子が教えてくれたから来たのに・・・」

店員 「6時に閉めたから食事は無理だけど、ここ、マレーシアンじゃないよ・・・」

 「・・・違うの?」

店員 「メニューこれだよ。何て言っていいか、洋風な感じだよ」

 「ちょっと、写真撮らせて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファミレスかな。
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日本に来た旅行客に、ジャパニーズだと言ってジョナサンを紹介しても決して間違ってはいない。

さようならマレーシアンレストラン。お呼びじゃない上に、開いてないんじゃしょうがない。

いいよもう。どこでもいいよ。

スタバにパスタがあるんだ。すごいな。
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マレーシアだからな。

じゃあ、何食べよう。

フラフラ歩いていると、ほぼ突き当たったところにチャイニーズレストランがあり、
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探す気力もないし、ここも良さそうだからここにしようかなと思って外でメニューを見ていました。

すると、女性が来たので、「中国人ですか」と聞いてみたら、そうだと言われました。なので、このチャイニーズが台湾料理か香港か四川かどれだろうと聞いてみたら、さっとメニューを見て、特にどれでもないよと教えてくれました。日本でも良くあるごっちゃまぜかな。

彼女、私が車だと言うと、興味深々。自分は住んでるけどまだ一度も運転したことないのにスゴイと言って、恐くはないかと色々聞かれました。そう言えば、友達になることなく立ち話だけしてバイバイしちゃったな。

さて、おいしそうなレストラン、中に入るとガラガラでした。夕食にはまだ早かったんでしょうね。

そして結局ここでもチャーハンを注文して、どうやら又スプライトだったようです。夜はカフェインなしだからね。鶏チャーハンで、今度は本当に鶏で、サーモンじゃなかった。
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本当はおかず頼みたかったんです。だけど一人だとせいぜい一皿でいっぱい。スペインのタパスとかならいいんですが、本場チャイニーズだととても食べられません。だから麺とかチャーハンが丁度いいんです。

お会計は、28.4リンギット。900円しない。安いからいいか。

おいしかったけど、わざわざ食べに行くほどではないと思います。結構有名なお店な感じもしたけど。

マレーシアでは、もしかしたら中華より和食のがおいしいかも。もちろんマレーシアンが食べられたら一番いいんですが・・・。

さ、一応食べたし、ホテルへ帰ろう。明日は長旅だから。お風呂入って休もう。

 

ホテルへ入り、部屋へ戻る途中、丁度ハウスキーピングのお部屋の前だったか、タオルがたくさん乗ったカートがありました。男の子がいたので、

「これもらっていくよ」

と言ってタオルをとると、「後でお持ちします」と言うので、「いいよ自分で持って行くから」と言うと、「持って行きます」。「電話したけど持ってこなかったから、いいよ自分で持って帰る」。「持って行きます」と「持って帰るよ」のキャッチボールが続いたので、「じゃ」と言って退却。

タオルも手に入れたし、これで一段落。

何だかんだ言ってもキレイなホテルだし、ゆっくり休もう。お風呂つかって、ぬくぬくしよう。

 

 

 

 

と、部屋のドアを開けると・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に若い男子。

 

 

 

 「何やってるの!?」

男子 「コンセント直してます」

 「何言ってるの?」

男子 「コンセント直しに行くように言われたからきたんだよ。今直してるところ」

 「何で壊れてもなきゃ頼んでもないのに直しにくるの!?」

男子 「知らないよ。僕はそうやって事務所から頼まれたからきただけだもの」

彼は作業着のようなものを着ていて、工具が入った小さなボストンバッグを床に置き、本当にコンセントをいじっていました。

だから、泥棒じゃないことはすぐに分かったし、ちらりとベッドの上の下着も見たけれど、位置もずれてなかったし、確実に怪しい人でないことは私も見てすぐ分かりました。

だけどちょっと、頭にくるじゃないですか。勝手に部屋に入って。頼んだら来ないくせに。

何となく怒っておくべきだろうと思い、それほどボルテージ上がってないのに、割と怒りました。

 「私はそんなこと頼んでないの」

男子 「だって僕は頼まれただけだから」

 「誰に頼まれたの?」

男子 「事務所だよ。これ、テキスト入ったの」

と言って、携帯のメッセージを見せてくれました。そこには確かに私の部屋の番号が。後は何書いてあったか忘れたけど。

 「なんで事務所がテキストなんか送るのよ。私頼んでないよ」

男子 「知らないよ。僕は頼まれただけなんだから」

 「頼まれたって、ピンポン鳴らして誰もいなかったでしょう。何で勝手に入るのよ」

男子 「そうだけど、直すように言われてるから」

私 「それでそのコンセント壊れてたの?」

男子 「壊れてないみたいだから不思議で」

 「そうでしょう!壊れてないもの!頼んでもないし!おかしいでしょう!」

 

そして彼は、電話でマネージャーを呼びました。

 

 

マネージャーとやらを待ってる間、

 

 「これ以上部屋に入ってないでしょうね」

男子 「入ってない」

 「ベッドだの何だの触ってないでしょうね」

男子 「触ってないよ」

 

 

失礼なこと聞いてるようですが、勝手に部屋に入っている男子に優しくする筋合いはありません。

 

 

 

 

そしてしばらくすると、マネージャーとやらが到着しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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