販売種類「紙書籍へのこだわりと電子書籍」

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「死ぬ前に、数冊だけ自分の旅行記を本にして、大事な人に配り、自分もそれを読みながら最期の日々を楽しもう」

なんて思っていました。

認知症が進んでいたとしても、「おや、この子は楽しそうな旅行をしてる子だね」と言って、自分の旅行記をペラペラめくって読むのも素敵だと。そして、次の日はそれも忘れているから、又同じ物を読んで、「あら、楽しそうな子だねこの子は」と、毎日毎日自分の本を読んで終われたら素敵かなと。自分の旅行ですから、記憶が飛んで他人として読んでも、絶対気に入るんじゃないかなと思って。年をとってパワーアップしているだろうから、「もっと走りなさい」と叱咤を受けるかもしれませんが・・・。

そんな、老後のひと時を彩るものとしか思えなかった一番の大きな理由は、「写真が多い」ということでした。

その裏には、「絶対にカラー印刷は妥協できない」という思いがありましたので。

印刷の本は、モノクロかカラーかで料金が大きく違います。私のカラー写真満載の旅行記をそのまま紙の本にしたら、部数によるでしょうが、先行投資は数百万円だと思います。その上、在庫を自分で保管しなければいけないので、部屋には置けないし、トランクルームでも借りることになってしまう。おまけに、「ちょっと手直し」なんてできないので、あの、「訂正」などと書かれた小さな紙を印刷して、全部本に挿入するかたちでの訂正になります。

従来のやり方は、経済的にも重く、場所も取り過ぎで、変更は訂正紙を挿入という、私の好みとは程遠いものでした。だから、ろくに考えもしなかった。

だけど、時代は違いました。

 

「電子書籍なら印刷がいらない」
ということで、時代は電子なので、書籍も電子。

とりあえず、電子書籍なら気軽に出せる。と言っても、かなり勉強しなくちゃいけませんでしたが。

当然印刷はありません。電子書籍を読めるデバイスである、スマホやパソコンなどがあれば読めます。でも、電子書籍を読むためのアプリをダウンロードしなければいけません(通常無料だと思います)。そして、ダウンロードされる側にそれなりの容量がなければいけません(スマホの時は気を付けて下さい)。

さて、電子書籍の会社は数社あり、まず最初に私が選んだのは、もちろんアマゾンです。

今後、リクエストが多ければ、楽天等の他社も検討します。他社で同じ書式かどうか分からないので、又やり直しになるかもしれないから、少し時間がかかるかもしれませんけど。

アップロードしてみましたが、やはり電子だと、文字化けや、写真の間隔が崩れているところもありました。電子書籍化にあたり、全て改行し直し、写真も1500枚以上再び中央寄せにし直したのですが、完璧とはいきませんでした。

それでも、電子書籍は楽だったなと思っています。

紙の書籍はやはり手ごわかった。まだ終わっていませんが・・・。

結局私は紙を捨てられず、紙を主とし、その半額ほどの金額で電子書籍を販売することとしました。

 

「紙の書籍を主とします」
現在は、「オンデマンド」という、1冊1冊注文があってから本を刷るというやり方があります。

これにより、私は在庫を持たなくても良くなり、本が湿気ることもありません。そして、一気に何百、何千部も刷らなくていいので、経済的にも負担がない。それから、本の変更をしたい時には、オンライン上で原稿を差し替えればいいだけです。

つまり、電子書籍と同じレベルの負担となります(印刷時間がかかるので、お手元に届くまでに4,5日はかかります)。

そして今では、アマゾンから直接販売してくれる出版社もあり、私は一切管理することなく、注文から発送までその出版社が行ってくれます。

何もかも完璧に聞こえるけれど、たった1つの問題は、「売値」が高いということでした。中に入る人がいますからね、当然ですね。

他にも、アマゾンとは関係なくオンデマンド印刷をしてくれるところはあるので、アマゾンにアカウントをお持ちでない方のために、私から購入という手段も考えています。私がオンデマンドで印刷して購入し、それを転売という形です。それだと自由がきくので、表紙にお名前を入れることも可能になるかなとも思っています。そちらの会社で一度注文し、紙質を見てからお知らせします。

ただ、どちらにせよ、金額は仕方がないです・・・。でも、多分、オフデマンドで、100部ぐらい印刷したとしても、もしかしたら料金は大して変わらないかもしれません。売っているカラーの本て、高いですものね。

 

それでも何がどうしても、やはり紙の書籍にこだわりたかった。

「有形」であるからと、「ベッドで寝ながら読める」からです。

有形財産ですから、人に渡せます。電子の世界にいなくても読めます。

そして、具合が悪くても、ベッドで読めます。重いけど・・・。

私自身、疾患があり、寝たままになることがしょっちゅうです。病気の友人もいます。それに、私の母親はパソコンも使えませんし、ほとんど車椅子です。

いつかは車椅子に特化した書き方で旅行記を書きたいなと思っているほどなので、そんな人間が、電子媒体に限った本の出し方をするべきではないと思いました。

 

従って、この世で1冊しか売れないほどの値段になったとしても、紙の本を「主」とすることにしました。

紙の本では、Junko as P からの一言を添え、裏表紙を別に作ります(電子に裏表紙はありません)。それから、もしも既に出したブログであれば、書きおろしのあとがきをつけます。大した長さではないでしょうが、やり遂げた後の感想として書き下ろします(電子には、「はじめに」はつけましたが、「おわりに」はつけませんでした)。旅行記の内容は同じにします。

そして、紙でも電子でも、発売するごとに、記事としてこちらにアップします。

 

 

もっと早く、紙の書籍に踏み切れば良かった。

時代は違うのだ。

個人が簡単に出版できる時代なのだ。

値段は高いけど。

 

持って行こうと思っていた人がいました。もし、紙の書籍を作ったなら、「実は、内緒だけど、本を出しました」と言って、読んでもらおうと思っていた人がいました。ベッドで読んでくれるかなと思って。

自分が贈ったレンズで撮った写真がいっぱい出てくる旅行記です。きっと気に入ってくれたはずです。

本日、電子書籍の出版申請を出す予定だった本日、亡くなったことを聞きました。

間に合いませんでした。

叶わぬ夢が、また一つ増えました。

叶えられるものを、「老後のひと時を彩るもの」などと思っていた自分が情けない。やろうと思えば、できただろうに。そのお陰で、叶わぬ夢を作ってしまった。

どなたかが、ベッドで読んでくれますように。

具合が悪くて寝たきりでも、スマホもタブレットも持っていなくても、気休めに読めるようなものになりますように。

 

 

心より、愛をこめて。

 

 

 

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販売種類「紙書籍へのこだわりと電子書籍」」への2件のフィードバック

  1. >やろうと思えば、できただろうに。そのお陰で、叶わぬ夢を作ってしまった。

    これですよね・・・・・・

    自分を顧みると、自分の情けない姿をよく思い出します。

    何となくかあるいは、何らかの言い訳をねつ造して先送りしてしまう。
    本当は、単なる選択の問題でしかないのに、「やる」「やらない」を
    迫られたときにはつい「やらない」を選択してしまう。

    しかも、繰り返してしまう。

    人生は一度しかないのに、どうして同じ過ちは何度も繰り返してしまうのか。(苦笑)

    旅行記の完成、楽しみにしています。

  2. まさか自分が本を出すなどとは思っていない上、個人でも出せる時代だなんて、とても10年前には想像もつかなかったことです。

    急いで失敗するのも問題ですが、失敗すらできないのも又問題で・・・。

    それでも、楽しみにしていて下さる読者の方々がいるお陰で、救われます。

    そろそろできあがりますので、明日またご訪問下さい!ありがとうございます!

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