
何の本か
「旅行記」ではなく、「描写集」です。
私の才能の基本であり原点のタイプの書物です。
「これを読んでいない読者さんには話しかけないで欲しい」と思っているほどです。
私は、人が「詩」と呼ぶであろうものを「描写」と呼びます。自分で書いたものだけね。
従って、説明するとすれば「詩集」と言わなくてはいけないのでしょうが、本人はこれを「描写集」と呼んでいます。昔からです。なので、「描写集」というタイトルです。
とはいえ、そんなジャンルはないため、アマゾンでのジャンルは「詩歌」に入れました。
自分の中では、自分が書くこういうタイプのものを「詩」と呼ぶことに抵抗があります。
何かの事象につき、自分の表現で、「文字で描(えが)いて」いるため、「描写している」ととらえているからです。
その「事象」とは、「時事問題」かもしれないし、個人的にあったことに対して何かを感じそれを描(えが)いたのかもしれません。
自分の中のイメージとしては、「突然降ってきた」です。本当に突然書き始めるので。
2021年7月20日発売のものは「描写集 I」であり、これは、「描写集 II」の発売を想定しています。「II」の発売日は未定ですが、私の息があるうちには何とか・・・。
「描写集」の構成と紙書籍
全部で10タイトルです。
一部構成のものもあれば、三部構成のものもあります。
「突然書き始める」と言っても、内容は非常に短く、旅行記のようにものすごい情報量で数十万文字の詳細が書かれているものとは真逆の書籍です。
そして、「文字で描(えが)く」ため、紙は、キャンバスです。
私にとっては、空白の白も内容を構成する一部なため、どのぐらい行間を空けたかは、どのぐらい「白を入れて描(えが)いたか」です。
それから、タイトルも中身のうちです。タイトルから既に描写が始まっています。
それともう一つ、一番大事な事に、日本語特有の「縦書き」を利用し、縦書きにこだわっています。
世界の言語では横書きが通常ですが、特に漢字を使った言語では、縦書き表記もできます。その個性を利用しようと最初から思っていたわけではないのですが、私の描写は昔からすべて縦書きです。用紙は横向きです。縦向きでは長すぎるので。
以上の理由から、今のところ、残念ながら電子書籍では理想の書籍ができません。
電子書籍だと、自分で文字の大きさも変更できる等、表示の切り替えができます。「空白は白」と思っている私には、行間の白はとても大切です。
旅行記だと写真が多いので電子書籍の方がいいと思うけど、描写集では、電子書籍だと望む雰囲気を出せないと思います。
読者さんから「電子書籍での出版の予定は」とのお問い合わせを頂いたのですが、そういうわけで、「描写集」については、紙のみとなります。一度ご購入頂いて読んでから捨てて頂くか、スキャナで撮って頂ければと思います・・・。
ですが、横用紙縦書きでは、オンデマンド出版はできませんでした。
解決方法として、「天綴じ」にすることで横向き縦書きを実現しましたが、天綴じでは下からページをめくるため、読みづらさは否めません。しかも、表紙は縦表示のみなので、アマゾンのページでは表紙の方向が違います。
本当はハードカバーの横書籍左綴じにしたいけど、オンデマではこれが限度でした。
そういうわけで、読みづらさはご容赦下さいませ。
読み方
できるだけ、一人で、誰もいない夜に、「シラフ」でお読みください。
重いので。
私の性別は忘れて下さい。私は、洋服で変化を遂げるように、文章でも多くの人を表現します。
とても感受性が強いため多様な感情を表現し、頼んでもいないのに知能指数が高いため、脳が勝手に異なる立場でものを考えていきます。学術論文に向いたタイプですが、今回の出版はあくまでも「描写集」です。
「誰」として書いているのかは、読めば分かると思います。
でも、「順番通りに」読んで下さい。順番もまた内容の一部なので。
描写集では、「そうはっきりと書かずにそれをはっきりと伝える」又は「スカッとするほどはっきりと書く」という両極端な書き方をします。
頭を使って読んで頂きたいと思っていますが、同時に、心が必要です。
そして、もしも、ショックを受けたり悲しみを覚えた場合には、
そういうことをやらないで下さい。
相手の傷を、分かって下さい。
私が込めたメッセージを、読み取って下さい。
少しでもまともな人間の心を持っているのなら、何かを感じるはずです。
人は、自分の力で考えるべきだと思っています。でも、しゃべると殆ど通じないため、一から十まで全て理論を説明しなければいけない事の方が多いです。
ところが、書いたものを読ませると、理解する確率が上がります。
それが、「文章の力」だと思います。
短い文章に私の感受性の全てを込め、大きな意味を託します。
読み手に伝わる事を願って。
「何が天才だよ」と思っているのなら、
読んでから言ってくれるかな。