私にとって、チベットに続いて二番目の「難しい国」だった。
パプアニューギニアへ行く前、私はとても疲れていた。
だけど、「疲れたから、治安が良くて気軽に旅行ができて美味しいものが食べられるリゾートへ行こう」などとは微塵も思わず、むしろそんな時は難しい国へ行こうとするのが私だ。
「難しい国」の基準は自分でもよく分からないけど、「秘境」と言われる場所のことだと思う。
なぜパプアニューギニアにしたのかと聞かれれば、何の理由もなかったとしか言いようがない。
突然、「パプアニューギニアだな」と思っただけ。
世界最後の秘境の地とまで言われるほどの秘境ぶりだとは知らなかったけど、それなりに秘境の地であることは分かっていた。でも、それなりに秘境の地は他にもあったので、パプアニューギニアでなければいけないということもなかったはず。
今でも世界最後の秘境の地という地位を保っているようなので驚いたけど、首都などは建物も増えているようなので、秘境レベルを保ちながらも、一応近代化も進んでいる。
でもやっぱり旅行しやすい国とは言えないようで、危険度が高いと言われている点も変わりはないらしい。
私が現地で受けた印象は全然違うものだったけどね。
疲れると記憶が飛ぶため、当時は仕事中にも記憶していられず、頼まれたことなど全て忘れる始末だった。
この旅行も、ガイドブックはまだ持っているけど、ツアーやホテルをどうやって予約したかもよく覚えておらず、私の記憶力からしたら異例の量の記憶しかなく、行ったのはチベットのほうが前なのに、チベット旅行の記憶のほうが鮮明だった。
だけど、パプアニューギニアから帰る頃には、とても元気になっていた。
激やせしていたけどね。