私にとって、チベットに続いて、2番目の「難しい国」。
とても疲れており(仕事でね)、一段落したらどこかへ行こうとは思っていたものの、旅行すら行くのが面倒だと思うほど疲れていた。放っておくとこのまま折角の休みを無駄にするかもしれないと思い、「先に航空券を買ってしまえばどんなに疲れていてもお金がもったいないから行くだろう」と思い、パプア往復を買ってみた。
パプアを選んだ理由は、「突然思いついたから」というとっても分かりやすいもので、今回も、「呼ばれた」のだと思っています。
パプアを扱うツアー会社はあったけど、当時はまだまだ未開の地だった。今も未開の地だと思われているだろうけど、全然違うと思う。ホテルも増えただろうし。
とても気軽に一人旅ができるような感じの国ではなく、情報も少なく、もちろんストリートビューなんてものもなかった。私は、そんな未開の地に行きたかったので、パプア以外に思いつかなかった。
疲れると記憶が飛ぶため、フライトの様子も覚えていないし、ガイドブックはまだ持っているけど、ツアーやホテルをどうやって予約したかも良く覚えていないし、行ったのはチベットのほうが前なのに、チベット旅行のほうが記憶に強い。その上、疲れて寝ていたらしく、飛行機の中の写真もない。
まさかそんな私が、あんなに元気になって帰ってくるなんて思ってもみなかった。
キャンセルもできない格安航空券を無駄にするわけもなく、予想通り疲れたままパプアへ行った。そしたら、ものすごいパワーをもらい、日本にいたら無理であっただろうほど回復して帰ってきてしまった。
この時のカメラはまだ一眼ではなく、チベットの時と同じカメラで、こんなに素晴らしい国へ行くのに一眼を持っていなかったなんて大損した気分だけど、どんな一眼でも、私の疲れを吹っ飛ばしてくれたものを撮ることはできなかったと思う。
本当に行って良かったと思っているし、最高にいい思い出であり、呼ばれるまま「パプアニューギニアかな」と突然思い立ち、やっぱり「パプアニューギニアだったな」と思っている。
元気をくれてありがとう。
本サイトを立ち上げ前なので写真は少ないけど、それなりに撮ってはいます。この旅行で運転しなかったのは後悔のうちの一つだけど、まだレンタカーはなかったかも。
次に行ったら絶対運転するけどね。