車があるし、チャップマンズピークを通ってハウトベイへ行こう。まともな地図はないけど、何となく分かりそうだし。
チャップマンズピークは、地球の歩き方にも載っていると思うけど、すごく美しいドライブウェイです。HPもあり、カッコいい写真も出ています。
この地図がチャップマンズピークの入口を出しているかどうか分からないけど、場所はこのあたりで、これがその時の滞在先からの距離。
レストランかどこかに置いてあった無料の観光用の地図をもらってあったけど、国道しか出ていないような大雑把な地図なので、何の役にも立たなかった。
でも、標識が出ていたと思うから、このドライブウェイぐらいなら地図がなくても誰でも行けると思います。今はGPSで軽く行けるだろうけど。
パワーストーンのために寄り道
迷いもせず出発したけれど、すぐに原石のお店らしきところを見つけたので、ちょっと寄ってみた。
個人経営だと思っていたけど、実は輸出もしているそれなりに大きな会社で、「トップストーンズ」というらしいです。全部が南アフリカ産ではないと思うけど、日本で買うと高いだろうし、興味のある方は行ってみて下さい。現在でも営業しており、結構すごいです。
写真を撮っていいかどうか分からなかったので撮らなかったけど、本当に山からとってきたばっかりみたいな石が沢山あった。 すごい数のパワーストーンと原石で、日本で買ったらいくらするのだろうと思うものばかりだった。パワーストーンのブレスレット作りが好きな私にとっては興奮するようなお店だった。結局何も買わなかったけど。
ウィンドゥショッピングの最中、フランス人の女性に声をかけられ、彼女も石が大好きみたいで、私が腕にブレスレットをはめているのをチラリと見て声をかけてきたようだった。
ケープタウン市内に住んでる人らしく、数日後にケープタウンに戻って泊まるんだと言ったら、市内へ来たら家においでと誘われ、彼女と再会の約束をして、電話番号と住所を書いた紙をもらった。
そして、チャップマンズピークへ向けて再び出発。
チャップマンズピーク
原石ショップを後にした私は、難なくチャップマンズピークに到着。とっても分かりやすかったと思う。ちょっとフラフラだった私でも。
有料で少し驚いたのは覚えているけど、料金を入口で払ったのか出口で払ったのかは忘れてしまった。
最高のドライブだったことは一生忘れないけど。
入るといきなりこんな感じで、
文句なしにキレイだった。
ホントね、人生の記念に残るドライブ。具合が悪くなければもっとよかったのに。
日本の山々なんて全然比べ物にならないと思った。一眼じゃないし画素数は低いしで申し訳ないけど、皆さんは是非いいカメラでちゃんと撮って下さい。
途中で車を停めて降りられるような場所があったので行ってみたけど、なぜか中国人で混雑していたし、逆光で眩し過ぎたし、具合も悪いのですぐ車に戻った。
夕陽だったら綺麗かもね。
そしてここからは、覚書と共に。
「美しい。こんなに美しいドライブウェイは初めて。でも、具合が悪い。どう見過ごしても熱がある。写真のために車を降りるのがやっと」
見過ごして何とかしようという作戦に出ていたらしいが、失敗している。
ところで、このドライブウェイは、とても短いです。有料な必要があるのかなと思ったぐらい。カフェなどがあればそこからの景色が綺麗かもしれないけれど、観光客が増えると観光地としての質が下がることがあるし、そうなっていないことを願います。
「このめちゃくちゃ短いドライブウェイを終わると、ハウトベイへ。フラフラ。また写真撮ってくるだけ。とても他のことできる余裕なし」
とのことで、チャップマンズピークを降りてすぐのハウトベイへ行ったけど、
ハウトベイに到着して路駐しても具合が悪くて車から降りられず、シートを倒して少し休むことにした。
どのぐらい休んだかな。1時間も休んだだろうか。いつまで待っても無駄だし、頑張って降りないといけないと思い、頑張って降りたんだ。
でも、頑張って降りた後も、
ベイへちょっと行って、
サササッと写真を撮るだけで精一杯だった。
とてもとても、
観光どころではなかった。
「とりあえず帰らねばと、帰路へ。しかし他に道はないので、強制的に又チャップマンズピーク。まあ、キレイだからよしとする」
ホント、綺麗だから良かったけどさ。
どんどん具合が悪くなり、高熱があるらしい状態だったので、そうそう楽しんでもいられなかった。
逆車線からだと太陽の角度でなおの事綺麗だったし、本当は降りたかったのに。
これは車の窓から手を出して撮った写真。これ以上は無理だった。
その後、ストレートに一度ホテルへ。
この運転狂いにとって、20キロなんて数歩ぐらいのものなんだけどね。たった20キロでもフラフラで大変だった。
もうなんか、死んでたし。
「帰ってホテルでしばらくぐったり。ピクリとも動かず」
私の平熱は35度5分ぐらいなので、37度あれば普通の人の38度ぐらい。それでも、37度ぐらいならまだ動ける。動けなくなるような時は、大体38度を超えている。だから、普通の人の39度超ぐらい。
めちゃくちゃだるかった。どのぐらい休んでたかな。2時間ぐらいかな。
でも、
「いい加減夕食に出なくては、と出発」
した。
食べないといかんので、意地でも食事をしようとして、この日も多分又海沿いのレストランへ行ったはず。どこだか場所も覚えていないけど。
「スパゲティを食べるが、味なし」
とのことで、熱で味が分からなくなっていたらしい。だけど、私の記憶では、この日はハンバーガーで、スパゲティーは翌日。二日連続パスタだったのかな。じゃあ、あのハンバーガーはどこで食べたのかな。
食べたらすぐホテルへ戻って寝たはず。南アフリカでの熱は何度か分からなかったけど、体感では、ベトナムでの熱の次にすごかった。いい思い出にしておきます。
そして、翌日は更に頑張って遠出をしてみた。