マイスイフトのエンジンオイル持ち込み交換

カレッツァがお気に入りだった

ある時、エネオス系のお店だからいいオイルを安めの値段で出していると聞いて、カレッツァオリジナルのオイルを入れてみた(東京在住じゃない方すいません。オートバックスのようなお店です)。

そして運転したら、「びゅーん」としたのだ。オイル交換をした後に違いに気が付いたことなんかなかったけど、明らかに何かが違ったので驚いた。板橋のカレッツァで交換したんだけど、気持ちが良くてそのまま都心へ行って恵比寿を抜け、東京タワーのあたりへ行ったりして、2時間ぐらいは走っていたと思う。気のせいだと言われたらそれまでだけどさ、「滑ってる」と思ったことはそれまでなかったんだよね。

その後ももちろんカレッツァでオイル交換をしていたけれど、去年の車検ではゴジョさんに出したから、スズキ純正オイルだった。

そして今回は、カレッツァのオイルを買ってオイル持ち込みで別の場所でお願いしたかったの。作業を見ていたかったから。とあるお店に聞いてみたら持ち込みOKだよと言ってくれたので、喜んでカレッツァに買いに行きました。






ところが、何てことはない、オリジナルオイルはカレッツァで入れないとダメらしかった。空き缶があれば量り売りをしないこともないかもしれないと言っていたけれど、そんなことをしたことがないようで、困らせてしまった。結局、基本的に難しいよねということで、断念しました。素直にとあるお店で通常のオイル交換にしてもらえば良かったのだろうけど、持ち込みで頼んであったので、違うオイルを買うことにした。

「カレッツァのオリジナルじゃないなら何でもいいから、一番安いのをちょうだい」と言ったら、本当に安い2,000円のオイルを指さされたので、素直にそれを購入。

2,000円のオイルがあるのだと初めて知った。もしかしたら500円のゴマ油でも大丈夫かもしれないと思い始めている。




因みに、2014年式ですが、3リットルで結果的に足りました。購入も3リットルです。4では多いと思う。

そして、2,000円の安オイルと1,200円の何の割引もない定価のフィルタを持参して、とあるお店にいきました。







本当に見たかったのよ。自分の家の駐車場では持ち上げられないから、自分で交換できないでしょ。昔関西から友が来ていた時にやってもらったことがあるけれど、やはり少しも持ち上げずにやるのは無理だよね。

上抜きも色々出ていて、アマゾンでも簡単に購入可能なんだけど、うちの駐車場ではその場所すらないなと思った。結構安いので、宜しかったらどうぞ。なぜか口が上を向いている白い土瓶ではないし、できそこないのスノーマンでもないよ。オイル上抜きグッズだよ。






オイルとフィルタ持参で到着

と言っても、1分ほど遅刻しました。すいません。




ところで、ふと気が付けば、日々更新以外のまともな更新がとっても久しぶり。申し訳ない。久々の「じゅんこ節(ぶし)」記事となります。






私ね、どうしてか分からないけれど、車を少しだけ持ち上げて荷台みたいなやつに乗って寝たまま入っていくのだろうと勝手に思っていた。 いつの時代の話をしているのだアホ。 もちろんそんな非効率的なことをやっているわけはなかった。

マイスイフト、ガーッと上へ持ち上げられました。下を通れるほど高く持ち上げられ、自分の車の下を良く見ることができた。見たところで何も分からないので通常はサービスの人を質問攻めにするだけだけれど、この日は頑張って控えめにしてみた。

私のこの日の唯一の質問は、「このカバーは何をカバーしているの?」という、やはり変わった質問でした。サイドブレーキワイヤーらしいと教えてくれましたが、そうなると私の次の質問は、「なぜサイドブレーキワイヤーはこの部分にカバーをつけなくてはいけないのか」ということなのですが、質問はせず、「カバーが必要なほどのものなのね」ということで終わりにしました。

多分、質問攻めだけで何時間も工場にいられると思う。おまけに、大抵は通常の回答では不満なはず。「本当にサイドブレーキワイヤーはカバーをつけなくてはいけないほど衝撃に弱いのか」を試すためにトンカチで殴りかねないので、静かにしていることにした。






作業開始。






このキャップをはずすと、






ジャーッと出るのだ。






この「ジャーッ」と出たオイルを見ながらヨーロッパにたくさんある天使の子供が立小便している噴水を想い出していたことを誰に言ったらいいか分からなかった。






「ジャーッ」の勢いが段々なくなってくる一方、






フィルタをゆるめて






フィルタ辺りのオイルを先にちょぼちょぼ出す。丁寧にやってくれている。






タンクのキャップを開けるとドベチャっと出てくるからそちらからは離れていたかったけど、フィルタ交換ぐらいは自分でやると言いたかった。けれど、車をガーッと持ち上げられた時、チビ的理由により諦めた。届かないではないが、高く手を上げるので力が入らないであろう高さではあった。

次にやってもらう時には、最低10センチはある上げ底のブーツを履いて行こうと思う(自分で高くなろうとせずに車の方を下げてもらえ)。








フィルタを外した姿。回して取るだけという、何の技術もいらない素晴らしい工程。これなら私もできたのに、その昔「お鍋を頭にかぶると背が伸びない」という迷信を信じ、女の子は小さいほうが可愛いと思っていたので鍋からざるから家にあったものをみんな被ったために大した成長もしなかった結果こうなった。今思えば、ざるがまずかった。






そして、1,200円の何の割引もない定価のフィルタを装着(割引がなかったことをとても不思議がっている)。純正より小さいねと言っていたけれど、私は色があまりにもミスマッチなことのほうが気になった。夏に虫が寄ってきそうな色だった。今年の夏には、「トラドラ、たくさんの虫を引き連れてドライブ」という記事を書く予定。






そしてついに、ゴマ油を入れます。






ところで、車内があまりにも汚いので、「ゴォーっとなる大きな掃除機はありますか」と言ったら、持って来てくれました。「ゴォー」が通じた。






ものすごく助かりました。洗車する時間があったら運転したいので、人生で一度も洗車したことがありません。車の見た目とか、全く気にしない。走っていることのほうが大事であり、車は「生活の場」なので、食べ物から何から色々落ちていたりする。車で化粧をし、車で着替え、車で食事もするし、もちろん車で仮眠もとる。パソコンを持って行って旅行記を書いていたこともあった。

そんな私も、車内を10年に一度ぐらい掃除することがあるのですが(スクナスギマセンカ)、ハンドクリーナーなんかでは勢いがなくて掃除できないし、コロコロを使ってもデコボコしているからうまくいかないから、ガムテープで少しずつペタペタとしてゴミを取ります。気が遠くなる作業。

母上の車椅子を乗せるので、一緒に白髪もくっついちゃうんだよね。髪の長さが私と同じぐらいだから、「あれ?Junkoって、実は真っ白?」みたいな、「いやいや、私のほうはまだもうちょっと先ですから」という感じの車内になってしまう。

そして、掃除機があって助かったけれど、ナビのマイクに気が付いてそれもササッと直してくれました。さすがだね。

ナビのマイク、それを留めているプラスチックの物体のテープがはがれた上にそのプラスチックもどこかにふっ飛んで行方不明であり、マイクがブラブラ下に垂れていたので自分で取り付けようなどとは全く思わずに邪魔なので何度も蹴って左によせたまま無視して運転していた。

現在、そのマイクはハンドルの後ろというお決まりの場所に戻して頂いたため、運転しながらにらめっこ状態となっており、ずっと蹴りながらいたことを責められている気がしてならない気分である。






と、こんな風に、楽しい工場タイムは無事に終了したのでした。

ところで、上抜きで自分でオイル交換もいいと思うけど、車を持ち上げなくても手探りでフィルターも交換できるかもしれないけれど、自分で交換すると、どこでその抜いたオイルを捨てるのかという一番大きな問題が出てくるかと思います。それにつき、私なりに考えてみました。




① 思い切って家の台所のシンクに流してエコ団体に見つかって血祭りに上げられる
② こっそり道路のどぶに流してしまおうと思ったが都会ではどぶもないし人目につくので郊外へ引っ越してそちらで行う
③ 不法投棄で捕まることを覚悟の上で山に捨てに行くことにして、バケツに入れたオイルを車に積んでおいたらいきなり出てきたムジナに驚いて急ブレーキを踏んだ拍子に車内でオイルを全部こぼす
④ 適切な業者に有償又は無償にて廃棄を依頼する






お勧めはもちろん①だったのですが、それだと5,000キロほど走るごとに命をかけなくてはいけないので、嫌な人は嫌かなと思う。だけど、②だと住所変更に伴い免許証の住所も変更しなくてはならず、新住所が免許証の裏側に書かれてしまうという、毎回「裏を見て下さい」と言わなくてはいけないという、通常より9文字も多く話す必要が生じる。

そうかと言って、③だと結局自分の車の中でオイルをこぼしているから不法投棄にはならず、折角逮捕覚悟だったのに逮捕を免れてしまい、残りの人生がボロボロになってしまう。そうなると、心外だけど、④しか残らない。

でも、ムジナに対してのABS作動は体感しておくべきだと思うし、そうじゃなくても、考え方は人それぞれだと思う。なので、「僕は②だよ」とか、違う意見も大歓迎なので、気にせずにどんどんコメント下さい。

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とあるお店で

楽しいオイル交換の後は、レディーとラーメン。「れ」と「ら」。ごちそうになりました。人呼んで「ミス7」、ありがとうございました。






さて、オイル交換ぐらい、スタンドでもできるわけで。持ち込みだったとしても、ゴジョさんに頼めばいい話でした。だけど私は、この「とあるお店」で交換したかった。






ひょんなことから「とある会社」に行くことになり、車が好きなのでやめられなかった。そして、この「とあるお店」に出会ってしまった。






ただでさえ「とある会社」で満足していたのに、この「とあるお店」でとっても幸せを感じた。

多分私は、生まれて初めて、好きな仕事をしたのだ。






ここにいる人たちの多くは車が好きであり、好きなことが仕事になっていると思うんだ。普通の人生を歩めば、自分の幸せだけを考え、自分の好きな仕事を選ぶのは当然だと思う。

その意思はなかったにせよ、「いずれ後を継ぐ人」という目で見られていた私には、それだけで職業選択の精神的自由がなかった。みんなが見ていたのは私個人ではなく、「みんなが思う私」だった。私の能力も才能も、学歴も経歴も趣味も好みも、どうでも良かったと思う。

私という人が存在していると思っていたのは、私だけだった。





自分の好きなことのために働いているこの会社の人たちは、私の好きなことのために働いている人たちでもあるのだ。私が生きたかった人生を生きている人たちを、 私は私なりのやり方でサポートしようと思った。だから、いくら「とある会社」でも、仕事をさせてくれる場所が良かった。そのナンバーワンが、この「とあるお店」だった。私に、好きなだけサポートをさせてくれた。

だけど、元はと言えば、車が好きだというそれだけのことなのだと思う。だから、やっぱり車は私を幸せにしてくれるのだということだ。






残念ながら幸せになれるホロスコープの生まれではないので、いつまでもこれが続いてくれるほど私の人生は甘くない。

幸せならそこにいたらいいじゃないと思うかもしれないけれど、私には、あそこにいられる地位はない。全く不確定な立場である。

おまけに、いつまでもいてはいけないのだろうということは自分が一番良く分かっている。

終わらないものなど、何もない。

仕事がなくても行きたいと思えたこの場所でオイル交換をしたかったのよ。タイヤ交換でも窓修理でも何でもいいけれど、たまたまオイル交換の時期だったので。

そうすると、ここでこの記事を書くに至れるわけだった。書いたものは、消さなければ決して消えない。私とは違う。






いつか「続・蝶園へ行く」からの数記事を書けるようになった時、この会社が何だったのか社名をあげるつもりです。読者なら、納得してくれると思うよ。

この会社へのお礼は、その時にまた改めて。






自由の下には幸せがある。

束縛の下には愛がある。

どちらか一つを選ばなくてはいけない人生は、酷である。

by Junko as P






オイル交換に秘められた私の大きな愛情を、この会社へ。


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