私の初めての海外運転、旅行記を参考に計算してみると、以下のようになります。
推定走行距離
400キロから450キロ
4日間だし、風邪をひいていたし、こんなものだろうか。初海外運転にしては頑張ったと思う。
私の旅はケープタウンが中心で短期間だったけど、南アフリカでは、サファリもできるし、国の中にある小国レソトを訪れるのも楽しいだろうし、長期滞在で満喫するべき国ではないかと思います。
運転もお勧めで、右ハンドルだし、左側走行だし、道は整備されているし、ドライブウェイは綺麗だし、私からすると、運転の難易度はかなり低いです。初海外運転だったけど、「ああ怖かった」とか、全然思わなかった。あの日本人グループは廃車レベルにするほどの事故を起こしたそうだけど、どうしたらそこまでの事故が起こせるのかさっぱり分からない。
ところで、この旅行は、実は自分自身への誕生日プレゼントでした。大事な時だったので。初海外旅行プレゼントで、初海外運転で、ちゃんと写真を撮りたいと思うきっかけにもなった旅行という、私の人生にとって大きな意味を持つ旅だった。
ついでに、自分へのお題があったことを、このサイトの旅行記を書いた時に思い出した。
「(略)これは、私の大事なワインだ。アフリカでたった一つ私が苦労して買ったまともなものだ。ワインは飲めないから、と思っていたが、何も飲まなくたっていいのだ。いつか飲める日がきたら、その時に開ければいい。飲める日がこなくても、10年後の誕生日には開けるつもりだ。10年後には、さぞおいしいだろう。味がわかれば。」
結局ワインを飲めるようにはならないまま時が流れた上、今ではお酒自体が飲めなくなってしまった。アルコールなんて抜けちゃって変な味だろうけど、赤い色なんて消えちゃって青くなっているかもしれないけれど、一生残しておこうと思う。
ついでにこちらもまだちゃんと持っています。ヨハネスブルグで一目惚れして買った水晶。ケープタウンで買った灰皿みたいな入れ物のお土産にピッタリとはまっています。
初めての運転、風邪で高熱、成功した喜望峰と失敗したテーブルマウンテン、現地での日本人と地元人との出会い、たった1週間だったけど、盛りだくさんの旅行だった。
そして、このサイトを始めてからさらに月日が流れると、ワインよりも水晶よいも愛しいものがあったことに気が付いた。
感動して戻った家で、いかにいい旅行だったかを父上に一生懸命話したという記憶です。
記憶から抱く感情はいつも同じとは限らず、時の流れと共に変わっていきます。感動を話せる相手がいるということの素晴らしさは、お金を出して買えるワインや水晶では比にもなりません。
「アフリカの地を踏んだ者は、必ずアフリカへ又戻る」と言う通り、私は数年後に又アフリカを訪れ、ケニアで運転しました。
人生の節目には、何度でもアフリカへ行きたいと思うのだと思います。
完