到着日④「レンタカー屋ともめる③、ホテル予約サイトに返金依頼」



「とりあえず今晩だけ」と諦めた生暖かい部屋で、まずレンタカー屋にメールをして写真を送った。

それから電話。今送った写真見たでしょう、満タンでもないくせにお金を払わせてと言うと、「4分の1返金するから」と嫌そうに言っていた。カード払いなので、お金を戻すのに数日かかるから待っててくれとのこと。

そして、仕事が適当なので信用できないから、返却のときに空港にくることを了解させた。絶対にいなさいよと何度も念を押しておいた。






それから、スカイスキャナーだったかグリーンモーションだったか忘れたけれど、予約したところに電話をしておいた。第三者なので直接は関係ないけど、私は基本、あちこち巻き込んでおく。あとあと証拠にもなるし。

「別に何してくれるわけでもないのは承知の上だけど、コンピューター上に苦情があった旨残しておいて」と言うと、とてもいい人で、その子会社がお金を返さなかったら又連絡してと言ってくれた。






さて、次はホテル。これがややこしい。アメリカの会社なので、アメリカに電話をしなくてはいけなかった。アメリカは今何時だろうと思いながらも、おそらくオペレーターが24時間働いているだろうと思って、国際電話をかけてみた。もちろんスカイプ。これなら国内通話と変わらないぐらい安かったけど、支払通貨をポンドにしてカード計上は円だったので、円高でもっと安かった。そんなスカイプはもうなくなってしまって残念。

久々のアメリカ英語を聞きながら事情を説明し、明日ジュニアスイートに行けるかどうか分からないけど、とりあえず今日はジュニアスイートじゃないからその分返金してねと言うと了解してくれ、明日ジュニアスイートにちゃんと部屋を変えてもらったら又電話してとのことだった。






ガソリンもホテルの部屋の差額も大した額ではないのだろうけど、私が支払う筋合いはない。そして、妥協していたらきりがない。






「何かあったらその場で処理しろ」

というのが、私の海外旅行のルールのうちの一つ。その国を出て時間をおいてしまってからメールだのなんだのと連絡しても、大抵は無視される。だから、多少の旅行時間を費やしたとしてもその場で処理したほうがいい。

そして、何よりも、気分が違う。嫌な思いをしたまま旅行をすると、旅行そのものが嫌な思い出になってしまう。犯罪などではないのなら、必ずその場で解決するべき。そして、残りの旅行を楽しむべき。






この日、やっとのことで安心してお風呂へ入ったのは、深夜も過ぎた頃。

今にも壊れそうなガラス戸のついたお風呂だった。






夜中の2時ぐらいだったか、やっと眠りにつきました。


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-マルタ島レンタカー運転一人旅

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