3日目①「ギザまでもうざいな」



3日振りの満足な睡眠

ものすごく良く寝てとても快適に頭痛がするほどだ。




エジプト体温計で熱を測ったら平熱に戻っていたので、高熱にうなされる事なく年を越せそうだった。






閉まらないカーテンはこんな感じで髪のクリップで留めていたので、明るさも気にならず良く眠れた。






それにしても、カーテンが閉まらないホテルってどうなのだ。

ドアは閉まるが鍵がかからない事のほうが問題か。






お風呂に入りたい気もするけれど、何となく待つのも面倒だから、シャワーでいいね。






9時56分、シャワーを浴びて支度をしてパソコンを隠したりしてから、遅めの朝食へ。






遅いとすいているけど、






あまり食べ物が残っていなかった。紅茶も、ティーバッグじゃなくてポットに入っていた。人が減ったからティーバッグとかは片付けられてしまっていた。

そして、ドレッシングがないのは今日も同じだったので、「ドレッシングちょうだい」と言ってみたら、その彼は分かったと言ってすぐキッチンへ行こうとしたけれど、その手前にいたシェフに、「ドレッシングって何?」と聞いていた。

なるほど。だから昨日もあんなに時間がかかったのか。ホテルの朝食でサラダを出しながらもドレッシングを置かない事について今まで一度も突っ込まれた事はないのだろうか。






ドレッシングを待つ間、今日も卵2個のオムレツを作ってもらっていた。

席へ行く前にパンを3種類とってきたら、ちょうどドレッシングがきた。今回もたっぷり。






コンパクトカメラ、前から思っていたのだけれど、とても暗い。画質も良くない。スマホはカメラではなく電話なのに、どうやら負けているようだ。

と思った私は、撮り比べてみる事にした。






どちらがコンパクトカメラかは、すぐ分かると思う。

コンパクトとはいえ、キャノンがスマホに負けるなんて・・・。





本日の朝食では、おいしいだろうと思って、オレンジをとってきた。そしたらやっぱりすごく美味しかったんだ。切り方がいいよね。

ヨーグルトは、開けたらホエイがすごかったのでやめておいた。ぬるかったし、気持ちが悪かったよ。






食後は紅茶をもってきて、ミルクを入れてからちょっとこぼして完了。10時22分。






それから部屋に戻り、






本日から2泊予定のホテルに電話して、シムカードを買ったけどどうしてもUberがダウンロードできないからUberを12時にバロンホテルに呼んで欲しいと頼んでおいた。






では片づけましょうとスーツケースに色々戻し始めたけれど、閉めるのに一苦労。どうやら早速曲がったらしく、中のロックがかみ合っていなかったみたい。新品で、初めて使ったんだよね。スーツケースに運がないから、今回も初回でダメらしかった。

完全に閉まらなくなったらどうしようかと思いながら毎回開閉する旅行となってしまった。水回り不運チャンピオンでもあるけれど、スーツケース不運準チャンピオンでもあると思う。






忘れ物はないなと思いながら風呂のドアを開け、あのトイレットペーパーを持って行きたいがバッグに入らないから残念だと思っていた。

紙のないトイレに入った時のためにと思っていたけれど、そういえば、紙のないトイレには当たらなかったかな。そんな場所にも行ってないしな。






部屋を出ると、掃除が始まっていた。






廊下の窓からもやはりあの建物が見えたけど、全くどうでもいいという気持ちもやはり今日も変わらない。






このホテルは、1階があり、M階が2つある上に、イギリス英語で1階を意味するグランドフロアもある。並び方も低→高順ではなく、意味不明の矢印が2つあって、考えさせられるエレベーターだった。





フロントへ降りると、ちょうど電話があった。これから行くホテルからで、タクシーがあと1分で着くよという連絡だった。Uber、時間通りの到着らしかった。金額は、110エジポン(約616円)。

チェックアウトは数秒で終わり、すぐ外へ。






ポーターに、タクシーが来ると言われて、どんなタクシーと聞かれたけれど、黒い車としか聞いていないと言ったら、ちょうど来た車の運ちゃんに話しかけ、この車らしいと教えてくれた。

車のナンバーはアラビア語だし、タクシーマークはついていないし、普通の乗用車だし、エジプトではどれがタクシーか分からない。オレンジラインかどうかで何かあるらしいけどね。






いよいよギザへ

11時58分、車に乗った。






初めて後部座席へ。長いなら後ろにしようかなと思って。






40キロなかったか。もっとあるような気がしたけど。






ところが、出発して1分で後悔し、前に乗せてくれないかとジェスチャーして頼んだ。

変な感じだったんだもの。写真も撮りづらかったし。






さっさっと寄ってくれたので、ささっと降りてささっと前に移った。






運転を見たかった。車を見たかった。車から見える景色を見たかった。

本日は大みそか。一応予約したテルアビブからの帰国日は1月14日。たっぷりまだまだある。なのに、今日と明日をピラミッドのそばで過ごす事以外は何も決まっていない。

どこへ行くのか、車を借りるのか借りないのか。






この辺はまだ首都近辺だし、道路は整備されている。






それなのに、クラクションをビービービービーと鳴らし、洗練された感がまるでない。うざい運転者集団みたいになっている。

エジプトに来る前からエジプトを運転したいとは全然思わなかったけれど、エジプトに到着した後もまだ運転したいと思えなかった。というか、そもそもタクシーが数百円の国でレンタカーを借りるのが妥当かどうかも疑問だったけれど。

今日割と長めのドライブで少し気が変わるかなと思った。






やっぱり海外旅行には車が欲しいもの。






だけど、行く所がないのに車を借りてもしょうがないんだ。

行ってもいいとするのなら、ルクソールとかアブシンベルとかだ。遠い遠い南で、車で南下するのは無理だ。飛行機で行って空港で車を借りて神殿とかへ行くか。

だけど、なんだかそれもしっくりこない。






エジプトの運転、嫌いではない。運転手たちはうざいけど。






ただ、タクシーに乗っていて思ったのは、無駄に回っていたということ。本来右折や左折で行けるところも、どういう作りになっているのか分からないけど、ぐるっと回って行かされていた。工事中だったわけではないみたいで、ああいう交通整理のしかたなのだろうと思った。あれでは、ナビがなければ確実にダメだ。曲がれないようになっているわけではないため、間違えて曲がってしまうから。何を基準にしているのかさっぱり分からない。

でも、じゃあ、ナビがあって、良く分からない回り道でも大丈夫そうなら、運転したいのか。






スカッと直進続きなら、それなりに楽しそうでもなくはないが。






景色がいいとはとても言えない。車が古すぎて見とれるけれど。






多少モスクが見えたところで、別に大した事もない。ただ、運転中に大きな神殿とかが見えればそれなりに感動するかもしれない。






でも、乾燥して空気が悪い。天気というか、空の色が悪い。すごく煙たい。






何車線とか、全然気にしていないし。そいういう適当運転は、とっても自由でいいんじゃないか。






50年ぐらい前のクラウンだろうかと思うような車のバックに地震でもあったかのような天井があるのかないのか分からんような建物があるというのもタイムスリップした気にしてくれていいかも知れないけれど、






この国で、運転したいか。






行きたい場所があればもっと具体的に運転も考えらえただろうけど、どこへ行ってもダメな気がした。

この旅行、カレンダー作成をするつもりでいた。久しぶりに。最後にマイカレンダーを作ったのは、マレーシアだった。その後も旅行はしたけれど、カレンダーはあれ以来なのだ。

エジプトのピラミッドや遺跡で12枚いけるかなと思っていた。結構いいカレンダーができるかなと。

ところが、12種類も撮れるのだろうかと不安になってきた。そして、この空。クリアじゃないから、写真にはあまりいいとは言えなかった。






でも、運転は又別の話でもある。そして、車さえ手に入れば、色々行けて、12枚の写真も揃うのではないかと。

だけど、考えても考えても、行きたいところがなかった。カイロ、ルクソール、アブシンベルで、12枚か。






そんな事を考えていたら、ピラミッドが見えた。






あれが私が見たかったピラミッドだと思うぞ。






あまりにも普通過ぎる登場の仕方に何の感動もないが。






なんかもっと、すごいものだと思っていた。

いや、大丈夫だ。そばへ行けばきっとすごいのだ。






ピラミッドに不釣り合いな光景じゃないか。






段々混んできたし、やっぱりピラミッドに近いのだ。






時刻は12時38分。ピラミッドがない景色は普通にただのエジプトだけれど、






やっぱりこのピラミッドの登場のしかたはちょっと腑に落ちないよな。






多少の喜びと期待はあるけれど。






何でもいいけど、標識があれじゃあものすごく運転しづらいじゃないか。なんだか分からなないぞ。

何とか通りはあっちで、なんちゃら通りもあっちで、結局両方あっちへ行かせるのか。何の通りだったらこっちから行けるのだ。






だからこんなことになるんじゃないか。










何なんだこの迂回は。道じゃないぞ。砂場だぞ。

こちらは迂回してきたのに、直進している連中はどこから来たのだ。






こんな風に意味不明の回り方をさせられると、運転したくなくなる。砂場にはまったらどうしてくれるのだ。






もうこうなると、どこへ行くのがどっちの道か分からない。






ピラミッドの方へ、ギザの方へ行く道でしょう。観光客が毎年数万人と使う道路でしょう。

何で昨日今日インフラ整える気になったのでやってみましたみたいな環境なの。






確かにケニアでもこんな感じの場所はあったけれど、おかしかったけど、ちゃんとしていた。ちゃんと、ルールがあったというか、逆走だったとしても、ルールがあった。

エジプトではそれがなかった。






あまりにもうざくクラクションを鳴らすので、動画を撮った。こんな状況でも運転手は携帯で話しっぱなし。






ここから随分時間がかかったけど、もうホテルはすぐそこだったはず。



次のページへ >




< 前のページへ


最初から読む

-エジプトピラミッド切れ気味一人旅

© 2024 一人旅運転日記 by Junko(MENSA会員)