砂場を脱したが
砂場から道路へ出てやっと落ち着いた。12時46分。
やろうと思えばコンクリの道も作れるのならいつもそうしてくれないだろうか。
もうホテルは目と鼻の先なはずだけど、この辺は大渋滞。
何でここで曲がるのかなと思ったので、又外国人にはさっぱり分からない決められた行き方があったのだと思う。
12時51分、運転手が突然脇へ寄せて停まってしまった。
さっぱり英語が通じないけれど、何を言っているかは想像がついた。もうホテルはすぐそこだから渋滞しているから降りろと言っていたはず。
スーツケースを持ってこんなところで降りて渋滞で車の海の道路を渡っていくのなんか嫌だし、大体ホテルがどこだか分からない。ジャスミンホテルはそこだそこだと指をさすが、ホテルまでのタクシーでしょと言って降りなかった。
すっごくギャーギャー言いながら前へ進んで、又停めた。もうここは本当にホテルのほぼ前なはず。入り口はずっと先だろうけど。
ホテルのスタッフにスーツケースを持ってもらうつもりだし、ホテルの入り口がどこだか分からないから電話してと言って、運転手のギャーギャーには応じなかった。
そして、一旦お金を渡したけれど、110だったけど10がなかったので200エジポンを渡した。するとこの男は、40しかお釣りを渡さなかった。ジェスチャーによれば、到着してから時間がたってるからもっと多くよこせとのことだった。
40キロほどが110エジポンなのに、2、3分長くなったからと言ってタクシー代の半分ほどを勝手にお釣りから引いてよこしたこのうざい男は、もっと多くよこせと言って相手からもらうのではなく、自分でお釣りを減らして勝手に釣銭から搾取していた。
お釣りから盗むのはただの泥棒なので、相手に全部渡してからチップを求めたほうがいい。
何度もかけていたら、やっとタクシーを呼んでくれた女性が電話に出たようだった。何でずっと誰も出なかったのかは分からないけど、ちゃんといつも誰かがフロントにいるようなホテルではないみたい。
電話をかわってもらい、もう着いたけどはっきりしたホテルの場所が分からないこと、スーツケースを取りに来て欲しい事を告げ、110と言われたけれど200出したらお釣りをよこさないと言うと、すぐ行くと言われたので、車の外に出た。
女性が2人出てきてくれて、めちゃくちゃ文句を言い始めた。中東女性は、男尊女卑で扱われているけれど、いい根性をしていると思う。文句を言って、お釣りを取り返してくれた。
そういうわけで、今回は110エジポン(約616円)で済みました。結構素直に返していたけれど、民間タクシーならこうはいかないと思う。DiDiとかあるみたいだったけど、やっぱり現地の人もUberが一番信用できると言っていたので、就業後のルールが厳しいとか、他とは違う何かがあるのだと思う。多分彼女が会社に通報するぞとか何とか言ってくれたのだろうと思っている。
それから彼女たちがスーツケースを運んでくれて、一緒にホテルへ。写真は後で出てくるけれど、運んでもらって良かったと思う作りだった。
ジャスミンピラミッドホテル(Jasmine Pyramids Hotel in Cairo)
本当は、ピラミッドにとても近いホテルが良かったけど、大晦日が近くなるにつれてピラミッド付近のホテルはどんとん埋まっていっていた。
バロンホテルに2泊してみて、ピラミッドの見える窓があるかどうかよりもホテルの設備を優先させたほうがいいのではないかと思ったので、浴槽があって口コミが良くて暖かいという事を優先させることにして、グーグルマップを見て選んで行った。ピラミッドまで徒歩圏内であろうホテルをクリックしては口コミを読んで諦めるという繰り返し。
このホテルは、ピラミッドから少し北のあたりに位置していて、まあ徒歩圏内だったし、口コミも良く、どうやらできたばかりらしいということもあり安心してしまった。
浴槽つきの部屋もあったし、後は暖房だけだなと思って、事前に連絡をしてポータブルヒーターの事を聞いていた。返事はこなかったけれど、こちらから電話をしたら準備できると言ってくれたので、迷わずここに決めました。朝食を食べるカフェか何かからピラミッドが見えるようだったので、元旦に起きてピラミッドが見えなくても、朝食の時に見えればいいかなと思った。
2泊予約して、料金は167ドル。とってもややこしいのだけれど、アメリカドルで予約をして、支払いがマレーシアンリンギットだった。どうしてか分からないけれど、Hotels.comだとリンギットになってしまう。もしかしたらマレーシアに行った時に利用して通貨設定がそのままなのかもしれないと思って変更しようとしたけれど、変更できなかった。
支払いは現地でということだったので167ドルを現地で支払う事になっていたので、この日の為替の131円で計算すると、167ドルは21877円で、一泊10938円になるはずだった。これについては、後ほど。
このホテルについては色々あったため、ピラミッド周辺の環境も含め、どうかこのまま記事を読んで行って下さい。
到着後、2泊予約していたJunkoだよと言って、支払いがまだだったのでカードで支払い、レシートをもらった。予約はアメリカドルだったけど、支払はエジプトポンドだった。それについても又後で。
チェックインの時、フロントの女の子に、今日は大晦日だからフリーディナーの年越しイベントがあるんだけど参加しないかと言われた。年越しに何かやるのなら行こうと思っていたので、もちろんOK。本日は大晦日なので、ピラミッドのあたりで花火があったりするのかなと期待していたけれど、花火はないと言われた。
花火がない年越しも珍しいなと思ったけれど、ピラミッドのライトショーは一晩中ぐらい続くのかなと思っていた。
その後、旅行記を書いているんだという話になり、新しいホテルだし、気に入ったらちゃんと記事にしようと思っていたので、このサイトも見せた。できる事なら悪い記事にはしたくなかった。
先月にオープンしたばかりと言うだけあってものすごく綺麗だった事は確かだけど。
その後部屋に案内してくれて、ヒーターも準備してあった。
ベッドも清潔。
冷蔵庫もあり、エアコンが暖房かどうかは分からないけれども一応あり、とても綺麗だったし、何よりいい香りがした。
スペースも十分だった。
ただ、
固定シャワーなのは問題だった。というか、浴槽があると思っていた。
しかも、あれではちょろちょろシャワーかもしれないし。高すぎる上にシャワーの大きさが小さいので。
タオルとか、まだ新しくて清潔で、
何だか分からないけどアメニティもちょこっとあるみたいだけど、
浴槽がない事はいいとしても、固定シャワーはどうしても頂けなかったので、浴槽がある部屋にしてくれないかと聞いてみた。少なくとも、ハンドルシャワーがある部屋ならそれで良かったけれど。
固定シャワーでは頭から濡れてしまって致命的なので、変更を頼んで正解だったと思う。
彼女は、予約状況を調べて部屋の変更ができるかどうか見てみると言い、いつ分かるかと聞くと、チェックインの時間だから部屋の割り振り状況が分かるまで15分ぐらいかかると言われた。
まだエジプトの「何時間でも数分短縮英語」に慣れておらず、15分ぐらいでチェックしてすぐ教えてくれるのだろうと当然に思っていたので、分かったら電話してねと言って、部屋で待つ事にした。
ホテルを探すのに数時間かけただけで、ピラミッド近辺については良く調べていなかったし、エジプトの本を出してピラミッド周辺情報を読みながら待っていた。
まず、とりあえず地図をなめるように見なくてはいけなかった。
地図があまりにもシンプル過ぎたので。
さすがは地球の迷い方だ。
ピラミッドを見るにはどうしたらいいのか良く分からなかったけれど、どの辺から入るかぐらいは決められた。
とはいえ、もう時間も遅いし、この日に行くつもりはなく、ピラミッド観光は元旦の朝からで、この大晦日は下調べにピラミッド付近にご飯を食べに行き、どこから写真を撮るか、ギザピラミッドでカレンダー3枚分ぐらいいけるかどうかとか、大体の予想をつけに行くだけの予定でした。そして、ご飯を食べて一旦帰り、イベントでフリーディナーを食べてから夜にライトアップされたピラミッドでも撮りに行こうと思っていた。
元旦にギザのピラミッド、2日には日帰りでメンフィスまで行こうかなと思い、このホテルが綺麗だったので、2泊で2日にチェックアウトだったのを、1泊延長して3日のチェックアウトにしようと思った。
この後すぐ嫌な予感がしたけれど、やっちゃったんだよ。
とりあえずこの段階では、ヒーターの準備が嬉しかったし、ホテルが新しいので設備も完璧だろうと思っており、ただただ女の子が電話すると言ったので部屋交換ができるかどうかの電話を待っていただけ。
でも、1時間以上が経過し、ちっとも来ないし電話もないので、私もランチを食べたいし、フロントへ降りて行った。後何分ぐらいで分かるのと聞くと、今チェックインの時間帯だからまだ分からないんだけどとさっきと同じ事を言われ、部屋を交換するといけないから部屋のものを動かしたり触ったりしていないからと告げると、すぐに探そうとしてパソコンをチェックし始めた。
でも時間がかかりそうだったので、もう食事に行くので、部屋が決まったら荷物を移動しておいてくれないかと頼んでみた。了解してくれたので、やっと外へ。
時刻は15時1分。ランチ時間はとっくに過ぎていた。
ホテルを出るとプールがあります。マンションの一部がホテルなので、外から見てもホテルがどこだか分かりません。
一番左がホテルへの入り口。
さて、やっと出かけられる。
ピラミッドまで歩いてみるか。