3日目④「柔軟性が欲しいよな」




帰るかな

時刻は16時52分。遅いランチをプチぼったくられかけながら終わって外へ出ると、もう太陽は沈みかけていた。






レストランから出てすぐ前の道をこんな風に北へ行ってホテルへ帰ろうとしたけれど、






その道は前の記事で出したこの写真の道なのだけど、とても道には見えないので行けないのかもしれないと思ったので、






レストランを出たら丁度ここにパトカーが停まっていたので、この道は行けるのかと聞いてみた。

地図を見せて、この道は地図だと道なんだがと聞いてみたら、どうやら道じゃないらしく、というか、道なのかもしれないけれど、途中で止まっているから行けないよという感じの説明とジェスチャーを受けた。

地図上で道なのであれば歩行者は通れるような道なはずだけど、まあ、それもダメなのかも。エジプトだから行けないのかも。






しょうがないから、来た道から帰るか。






バスが良く来ていたので、さっきのレストランの前はバス停なのだと思います。グーグルマップではバス停表記はないけれど。






地元民が使うようなバスではないと思うけどね。






では、この道を真っすぐ戻って左折しよう。






「INN」とか見えるから、この辺のホテルはあんな感じだということか。こんなうざい地域のホテルなら、やっぱりあっちで良かった。大体、全然レストランないし。みんなどこでご飯を食べているのだろう。






ロバタクシー。






フレッシュオレンジジュースかな。今はおなかいっぱいだから、明日飲もう。






フレッシュババナジュースかな。そんなわけないな。バナナが腐ってそうだけど、誰が買うのだろう。誰もいないので買う気もなければ売る気もないのかもしれないけれど。






これをしばらく真っすぐ。車多いね。






17時10分。一気に暗くなるものだな。






17時15分。もう数分歩くとあの横断歩道のない道渡り現場に着きます。






今思えば、この辺の方が道路が綺麗だけど、ピラミッド付近を先に舗装するべきではないか。






右へ行くと大分お店があるみたいで、あちらの方が栄えている。ホテルは左だから行かないけど。






左へ曲がると、見えるのはお店ではなく、工事のための黄色いガード。又これを見ながら歩くのか。






17時26分、暗い道を歩いていると野良犬がいて驚いたよ。衛生的にどうなの。痩せているので栄養不足だと思うから、とりあえず保護したほうが良くないか。






ここを右に曲がるとホテル。すごい交通量だ。店は全然ないのに。






良く見てみたら、シャッターがあった。壊れかけたビルの地下だけど、この勾配、危なくないだろうか。歩いていてちょっと右へ行ったらそのまま滑りそうだったけど。建築家、ダメだと思うよ。






ホテルに到着。






時刻は17時29分。外には全然ホテルの表示がないらしいので、出てきてもらわなかったら分からなかったと思う。






日本ではクリスマスが終わると直ちにツリーとかクリスマス装飾をとってしまうけど、海外ではせめて年が明けるぐらいまでは残す方が多いんじゃないかな。






入り口はこっちだけど。






フロントの女の子に部屋はどうだったかと聞くと、バスタブ付きの部屋に交換できたよと言われてホッとした。とっても寒いので、温まりたかった。頭からシャワーは頂けないもの。











次の部屋

前の部屋は使ったわけではないけれど、変更してもらったので、一応ジャスミンピラミッドホテルでは2つ目の部屋になります。







飾り物をつけたんだよと言っていた。このお花は私へのプレゼントだと。






部屋はツインで、






ティーセットもあった。水は、エジプトではほとんどのホテルが無料で2本ぐらいはおいてあるし。冷蔵庫もあった。






浴槽もとっても綺麗。






トイレもね。






ふと湯沸かし器な事に気が付いたけど、洗面所のためだけの湯沸かし器なのか、お風呂もあの湯沸かし器なのか良く分からなかった。






ものすごく寒かったので、窓を見てみたら、若干開いていた。すぐ人を呼んで閉め方を聞いたら、思いっきり殴るかたちで押したらガタンとしまった。建付けが悪くて閉まらなかっただけらしい・・・。






すごく綺麗だし新しくていい感じ。暖房もつけっぱなしにしておいたら夜までには部屋の温度も上がるだろうし、快適に眠れるかも。






今晩は、大晦日だから。今年最後の日だから。ぐっすり眠りたいのだ。






2泊なので、洗濯物が乾くだけの時間があるため、とりあえず洗濯開始。

でも、暖房のそばに干したかったのに、ちょっと難しかった。






考えた末の結果。

釘にかけてあっただけだったので助かった。






暖房のコードがとっても短かった。日本ではコンセントのコードが短いものはまずあまりない。その電化製品が大きければ大きいほど短いコードである可能性は低い。

なのに、この暖房のコードは私のドライヤーのコードより短かったと思う。

因みに、このホテルにはドライヤーはありませんでした。

暖房を見た瞬間に延長コードを頼んだけど、探してみると言ったきりでその後何も言ってくれなかったので、延長コードがあるのかないのかも分からなかった。部屋の交換も可能なら連絡すると言って連絡しないから私の方から聞きに行ったし、フロントの女の子は基本的に私から大分押さないと動いてくれなかかった。






幸いこのホテルの部屋にはコンセントが多かったのでベッドのそばに暖房をおけたから良かったけどね。

これで洗濯物も乾くだろうし。






洗濯後、フロントの工事の件を聞きに行った。フロントには男子2人がいた。






私 「さっき、ピラミッドに行ったんだけど、こっちから行ったら、工事しててね。ここを曲がりたかったんだけど、ずっと工事で、向こうが見えなかったんだけど、そのまま大きな交差点まで行っちゃったんだけど」

男子 「ピラミッドは出て右に行ってから行くんだ」

私 「いや、ピラミッド自体に行ったわけじゃないの。あの辺に行くのに、レストラン探していたからあっちの方へ行ったの」





それほど調べていたわけじゃないけれど、さっきのレストランの方の入り口から入ったほうが効率よくピラミッド観光できるのは分かっていた。

彼の言うように右から行くと、スフィンクス側から入れないし。





男子 「ピラミッドは右に行くんだ」

私 「だから、いいのそれは。ピラミッドに行くんじゃなくて、レストランへ行ったの。どちらにせよ、私はあの道を曲がれるのかどうか知りたいの。工事のガードの向こうに行けば曲がれるの?」

男子 「ピラミッドは右から行くから」

私 「だから、それはいいんだって。私はあのおかしな工事の事を聞いてるの。工事、constructionね、あの工事の後ろ、通れるの?」

男子 「ピラミッドへ行く道を教えるよ。ここを出て左に曲がって、」

私 「それはいいって。左から行った場合を聞いてるの。渡れるのかどうか」






うるさいなもう。好きに行かせてくれ。

何故誰もが行く決まりきった道で行かせようとするのだ。






理系脳がないと融通がきかないというか、色々なバージョンを理解できないというか、同じ事の繰り返ししかできないというか、とても面倒くさい事があると思う。






男子 「曲がれるよ」

私 「曲がれなかったから聞いているわけ。この地図のどのあたりから右に入れるの?工事があって渡れなかったんだけど」

男子 「ピラミッドへ行くならあっちからだから」






話変わってるって。

質問に答えてくれって。






私 「あのね、工事、分かる?もういいからピラミッド、忘れて。とにかく、あの工事のガードの後ろには反対車線が走っており、なおかつそこを渡れて私は右折できるのかどうか」

男子 「行けるよ」

私 「だから、どの辺から行けるのかこの地図で指さしてくれないかな」

男子 「行けるんだよ」

私 「渡れるの?それならどこで渡れるか教えて。見つからなかったけど。どこから渡って曲がれるの?」

男子 「行けないんだ」






どっちなんだって。






私 「行けないの?」

男子 「行けないんだ」





もう話すだけ無駄だろうな。「このホテルからピラミッドへ行くには右からしか行かせてはいけない」と思っており、「それ以外の説明はできない」みたいな、変わった発想を持つ人を理解できないみたいな、そんな男子ばかりだと思う。

こちらは旅行記を書く前から自分らしい自由な旅行をする人であり、好きに歩いてピラミッドに着きたいわけ。あちこちの角度から見て、写真を撮るにはどこからがいいか知りたいし、何もかも言われたままにやる人とは違うのよね。だけど、脳の柔軟性がないと、言われたとおりにしか物事を行えないから、柔軟性がある人を理解できない。






エジプト女子は理解力が高かったと思うけど、男子はどうしてもダメだった。

とりあえず、行けないというのなら、行けないでいいよ。明日はピラミッドにちゃんと行くわけだから、明日分かるよ。






それから私は、部屋に戻り、このサイトをちょっと更新した気がする。

ところが、21時頃になるとWi-Fiまでうまくつながらなくなった。


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-エジプトピラミッド切れ気味一人旅

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