6日目⑩「マレーシア最後の夜の終わり方」




浴槽にお湯を入れながら窓から外を見たら、

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まだ露店がやっていた。夜だと違うものを売り出したりするかな。

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でももういいや。

明日は空港まで数百キロのドライブだから、今日はもうお風呂に入って荷物をまとめて寝るよ。






体のためとはいえ、こんなに暑い国で毎日お風呂に入るとは思ってもみなかった。ホテルがそれほど寒かったのです。部屋のクーラーを自分で消しても、自動運転なのか、夜にはすぐに寒くなってしまったので。






このホテルは水の出もお湯の温度も申し分なかったので、ゆっくり湯船で温まって、シャワーの水量にも満足。

お風呂を出た後は、今日も全身チェック。湿疹が出ていないかどうかね。大丈夫で安心。






そして、化粧水をパタパタ顔につけようと思って、パフのフカフカコットンを出した。化粧水をしみこませるコットンね。

普段は毛羽立たないコットンを使っているけど、何故か今回は自分でちぎるタイプのコットンを買って日本から持って行っていた。

フカフカしていて、ヌクヌクしていて、すっごく好かれそうなやつ。















南京虫にね・・・・・・・・・・・。

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ひえええええええええええええええ











やっぱり一緒に旅行をしていたか・・・。











近寄って凝視してみたところ、じーっと見ていても動かなかった。

死んでいるらしい。








またしてもこれが効いてくれたんだ。

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ケニアに行った時に初めて買った、ケニアに行かなかったら知らなかったスプレー。

ケニアに助けられたよ。ありがとうケニア。






では、やるか。






まず初めに、このスプレーが効くらしいので、荷物を全部出してスーツケース全体にスプレーをし直そう。


スーツケースは2つ持って行っており、こちらの↑スーツケースは多分大丈夫だとは思っていたけど、一応ね。






南京虫ホテルで着ていたユニクロのパジャマは、やっぱりマレーシアで捨てて行こう。パジャマじゃなくてホームウェアだけど。

気に入っていたけど、仕方がないね。






次は、勉強だ。パソコンを持ってきておいて良かった。

調べなくてはいけないんだ。日本で南京虫を生存させるわけにはいかないので。






まずは、上の写真の「蚊がいなくなるスプレー」に入っている成分。南京虫を殺せる化学物質が含まれているから殺せたはずだけど、何が効いたのか知りたい。

このスプレーの会社がキンチョーさんだったので、ホームページで主成分を見てみた(スプレーの裏には「トランスフルトリン」と書いてあったけど何だか分からなかったので)。

「ピレスロイド系薬剤」とのことだった。




次は、この「ピレスロイド」とやらが、南京虫に有効なのかどうか。

死んだのだから効くだろうとは思ったけど、いくつか日本の記事を読むと、どうやら南京虫には進化したものもいて、ピレスロイドに耐性を持つ南京虫もいるらしいとのことだった。

昔から日本にいる南京虫が耐性を帯びたのであればその日本の南京虫たちにだけプレスロイドが効かないだけで、日本以外の南京虫には効くかもしれない。

一緒に旅した南京虫が死んだのはこのスプレーをまいたからだったとしたら、まだ耐性を持っていなかったのだ。だけど、スーツケースの中にまだ生きた南京虫がいたとしたら、それらには効かなかったわけだろうから、耐性がある南京虫だったかもしれないということになる。

やっぱり違う成分の殺虫剤も買ったほうがいい。






ということで、「ああありがとうインターネット、ここから注文できるもの」と思いながら、楽天でこれを購入し(写真はアマゾン)、

注文メッセージのところに、帰国が火曜日の朝なのでそれに間に合わせたいと書いておいた。

これは、主成分にはプレスロイド系薬剤も入っていたけど、違う種類(メトキサジアゾンという、オキサジアゾール系のもの)のものも入っており、ピレスロイドが0.5でオキサジアゾールが0.41gと、前者の方が多そうなのが気になったけど、分量の問題ではないかもしれないし、きっと効くのだろうと思った。

日曜の夜にダメ元で注文したけど、翌日発送だったので、月曜日に発送してくれたら火曜日の午前中の私が帰宅するまでにスプレーが届いてくれる可能性もあり、それなら、ドアを開けていきなりこのスプレーを全部にふきかけ、私自身にもふきかけ、すぐシャワーを浴び、洋服は全部洗濯・・・と、完璧に行けると思った。

だけど、この会社の方、丁寧に、「多分間に合わないと思う」とメールをくれた・・・。

すぐに発送してくたけどね。






どうしようもないので、とりあえず火曜日の朝に届く事を願うだけだ。

この夜にやれることは全部やったわけだし、最後の夜、これでぐっすり眠れる。

疲れたな。






本日は、

12月27日 当初の予定及び予想と希望
偶然にも空いていたジェンホテルへチェックインして、動物園へ。シンガポールへは行かないで、ジョホールでも探索するかな。クリスマスイルミネーションあったら撮ろう。夜はやっとマレーシアンを食べよう。最後の日だし、いいホテルだし、ゆったりしよう。明日はここから数百キロの空港までドライブして、日本に帰るんだから。

だった。

無事にジョホールバルへは到着したし、ホテルにも難なく着いたし、いい写真なんてないけど、動物園へも行った。マレーシアンは又食べ損ねたけど、ライチジュースならこぼすほどたくさん飲んだ。クリスマスイルミネーションは撮っていないけど、露店でショッピングをしたし、友達もできた。呼んでいない客が勝手に部屋にいたけど、6日分の小爆発ができてある意味すっきりしたかもしれない。

明日、帰るのか。何と長かった6日間。とても6日とは思えない。





スプレー探しの真っ最中、21時頃だったか、マネージャーから電話があった。

「他の部屋と間違えていたみたいだ」という誰もが想像できるような事が原因だったと言って電話をくれた。そして、確か、シャンペンだったか何かをサービスでと言われたけれど、お酒は飲めないからいらないと断り、勝手に部屋に入るもんじゃないと、タオルの件も引っ張り出して説教をしておいた。

この時の私には安眠以外に欲しいものはなかったけれど、「シャンペンはいらないけど、ライチジュースをいっぱいちょうだい」と言ってみるべきだったかもしれない。






さて、帰るだけの翌日、300キロぐらいかな。数時間のドライブだし、最後の集中力を振り絞って行かなくては。







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-マレーシアレンタカー運転一人旅