ゴロカのバードオブパラダイスへ
多分、PNGジャパンの人が空港に迎えに来てくれていたはず。ジャパンが長いため、これ以後はPNGだけで失礼。
ホテルは空港から徒歩圏内だった。
PNGを通して予約してもらっていたこのホテルは、「バードオブパラダイス」。
当時ゴロカ唯一の高級ホテルだった。
高級というか、普通級でも唯一だったかもしれない。
ゴロカには他にも宿泊施設があったけど、ゲストハウス的ではない場所となると、そんなに選択肢があった記憶がない。ゴロカはパプアでは結構メジャーな観光地なんだけどね。
多分、今でもゴロカでは一番いいホテルだと思う。今はオンライン予約できるみたい。
当時はHPもなかったし、私はPNGを通して予約してもらい、スタンダードルームで1泊1万5千円。3泊で4万5千円だった。
ホテル予算が一泊5千円の私にとっては高額部類のホテル。朝食付きではなかったと思う。もちろんWi-Fiなどというものもなかったし。
因みに、ゴロカのお祭りシーズンには観光客が一気に増えて忙しいからか、ダブルブッキングとかが結構あるみたいで、部屋がなかったとかいう口コミをいくつか読んだことがある。特にホステル的なところを予約した人は、直前に再確認しておいたほうがいいと思う。
ホテルまでは歩いて行ったと思うけど、到着してチェックイン中、ホテルの外に出てはいけないようなことを言われた。
何でだろうと思ったけど、この時はそれほど気にもしなかった。
私の部屋、どこだったかな。結構歩いたんだよな。
部屋にスーツケースを置いて、色々と出して、早速出かけることにした。
人の話を聞いているのか
数分前に外に出るなと言われていた私、お昼を食べようと思って、早速外に出た。
既に現地通貨を持っていたけど、ホテル到着時にPNGの人に現地通貨に両替してもらったのか、国内線乗り換え時間にお願いしたのかは全然覚えていない。
これは当時のホテルの前の道。ここを渡り、
少し歩いたところに、カフェみたいなお店を見つけた。多分今はもうないか、多少大きくなったこれの可能性がある。
店の中にテーブルが見えたので、カフェだろうと思って入って行ったらやっぱりカフェだった。
カウンターのところにラップで包んだホットドッグとかが置いてあったので、色々聞くのも面倒だし、とりあえずそのホットドッグと水を頼んだ。
いくらだったか忘れたけど、いくらでもなかったと思う。
もちろん現金払いのみ。
一応温めてはもらったような覚えもある、皿もない質素な私のランチ。
ラップをとって静かに一人で食べていた。
気がついていないふりをして前を見ていたけど、他のお客さん全員にじっと見られているのはこの時点で既に分かっていた。
問題は何か
A 外国人
B 女性
C 一人
D ホットドッグを食べている
さて、どれか。
私の何が悪いのか。
とりあえず、視線を受けていることに気が付いていますよ的に、全員に向かってにこやかに笑いかけてみた。
それにより目をそらしてくれるのではないかと思って。
・・・・・・・・・。
どうしようもないのでとりあえずホットドッグをほおばっていたけど、そちらはそちらで問題が生じていた。
まずいな。
ソーセージがしんなりしすぎていた。
チビチビしか食べられないほどまずかった。
その後、ヨルダンでもこんな風に見られたことがあった。
その後、マレーシアでもしんなりホットドッグを食べたことがあった。
でも、見られながらまずいホットドッグを食べたという合体型は、パプアニューギニアだけだった。
微妙な空気の中でホットドッグを頑張って食べていると、見ていた地元人のうちの1人が私のところへ来て、目の前に座った。
アクションをとってくれてありがとう。
気まずかったよ。
人の話は聞くべきか
男性 「何してるの?」
私 「お昼だよ。さっきゴロカについたの」
男性 「一人なの?」
私 「いつも一人だよ」
男性 「ホテルどこ?」
私 「すぐそこのバードオブパラダイスだよ」
男性 「危ないからホテルへ帰りな。送っていくから」
私 「何で危ないの?いいよホテルすぐそこだもん。一人で帰れるよ」
男性 「一人じゃ危ないよ。送って行ってあげるから」
もしかして・・・。
私 「それで、送って行くのはいくらなの?」
男性 「お金なんかいらないよ。危ないから送っていくんだ」
そうなのか・・・・。
ホテルを出て数十分も経っていないのに無料で送ろうとするこの人に出会い、この時初めて、パプアって本当に危ないのかなと思った。
ホットドッグを食べている間中早く帰りなさいと心配されてしまい、ホットドッグを食べ終わる頃には、失礼なのでホテルへ帰ったほうがいいような気になってきていた。
ホットドッグがまずすぎて本当に少しずつしか口に入れられなかったため、食べていた時間が長すぎ、それに比例して説得時間が長くなっていたとも言える。
食べ終わると、送って行くよと言って、私と一緒にカフェの外に出てきてしまった。
そして、二人でホテルまで歩いた。
ホテルに着くと、彼は本当に一銭も請求せずに帰って行った。
空気読めず
ホテルの入口でこの人と別れたあと、考えてしまった。
何が危ないのだろうと。
危険な人たちが多い場所に行くと、何となく雰囲気というか、異様なムードを感じると思う。
だけど、そういう邪悪な空気は一切感じていなかった。
パプアニューギニアは、一番最近まで人肉を食していた国と言われているけど、私が食べられるとも思えなかった。
何が危険なのだろう。
一人で外出しても地元人に心配されて止められるようでは何もできない。
かと言って、優しく言ってくれている地元人を無視するような事もしたくない。お金目当てでない以上、失礼なことはできない。
ホテルへ戻ると、フロントの女性に、「危ないと言われたんだけど、それは私が女性だからか、それとも首からカメラをさげてるからなのかな」と聞いてみたら、「女性だからかな」と言われた。
二択で出した私も変な聞き方だったけど、彼女の答えも変だったと思う。
とりあえず私は、危険因子が自分側にあるとして、それを取り除きたかっただけだった。
でも、女性なことは取り除けない。
というわけで、ホテル2階のレストランへ行った。



