1日半かけて到着してずぶ濡れで疲れ果ててぐっすり眠り、2日目のこの日は、元気に早朝から起床。
私のこの旅行の目的は、「喜望峰を見ること」。
なので、まず、喜望峰に一番近い町であるサイモンズタウンまで行かなければいけない。電車でね。最初から車にすれば良かったな。
チューダーホテルでのおいしい朝食を食べてチェックアウトした後、真っ直ぐ駅まで向かっているところ。曇っていて薄暗い。
駅までの道、牧師さんに声をかけられる。「教会へ行くんだけど、一緒に来ないか」って。宗教勧誘だと思って世間話しをしながら駅まで歩いていたら、最終的に結局ただのナンパだったことに気がついた。牧師さんて、ナンパするんだ。
なかなかしぶとかった牧師さんをやっと振り切って駅へ。確か、切符は駅で買ったと思う。
休日だったからか、人もおらず ホームも静か。
早目に出で早めに到着したので、牧師ハプニングがあったとしても電車の待ち時間が長く、人が来ると「待ってました」とばかりに話しかけていました。
ケープタウンからサイモンズタウンへ走っているこの電車は、「The Southern Line Rail Route」というそうです。
「Western Cape Rail Map」が喜望峰側へのルートで、すが、こんなにたくさん駅に停まった覚えはないんだけど。これが路線図です。
http://www.metrorail.co.za/maps/CT_RailMap.pdf
こちらは時刻表。所用時間は大体1時間10分ぐらいで、全ての電車がサイモンズタウンまで行くとは限らないようです。金額は分からないけど、多分数百円もしないのではないかと思います。数十円ぐらいではないだろうか。
http://www.metrorail.co.za/TimeTables/WesternCape/Area%20South.pdf
もちろん予約せずとも電車には乗れたけど、時間は前日にインフォメーションデスクで聞いていたはずです。今は電車も頻発しているようだから、時間はあまり心配いらないと思う。
因みに、タクシーでも行けなくもないはず。700から800ランドぐらいじゃないでしょうか。レンタカーならもっと安いだろうけど。
さて、やっと私の乗車時間が来て電車も来たので車内へ。
安全のためにファーストクラス席を買ったけど、「ここはファーストですか?」と3人に確認してしまった。
ファーストじゃなくてワーストかもしれないと思ったが、考えてみれば、座れる席があるだけましだったと思う。今はもっと綺麗なはずよ。
電車の中で、子供連れの男性二人がいきなり楽器を弾きだしました。
かなりの腕前だったので、感動した。因みに、子供は真似だけです。可愛かった。
感動もつかの間、募金を募られてようやく状況を理解した。これが私の初めての「電車内弾き語り遭遇」だったので、そういうやり方もあるのかと思った。ファーストクラスチケットは購入していないってことだものね。
でも、彼らは今まで見た電車弾き語りの中では、一番の歌唱力とギターの腕前でした。
さて、弾き語りさんたちは駅をいくつか過ぎたら降りてしまい、そこからは静かに窓から景色を眺めました。
短いけど、途中で海が見えてからは、窓からの景色から目が離せなくなってしまった。
海の向こうには喜望峰だ。
もうすぐ着くんだ。
アフリカ大陸の果てへ。
海は絶景なんだけど、相変わらず寒いのよ。窓を開けて海を見ていたから、尚のこと海風で寒かった。
鼻水をだらだら流しながらへたくそなりに写真を撮ろうと試みていたが、
この突然の柵に少々焦って顔をひっこめた。ぶつかるほど近くはなかったけど、単純にびっくりした。今もあるのかな。
一眼で撮りたかった一枚。綺麗だから柵にひるみながらも頑張っていたけど、コンパクトカメラでは限界があるよ。
と思っていたら、ここでコンパクトカメラのストラップが切れてしまった。ストラップなしの手持ちでカメラを窓から落としてしまってはいけないので、あっさり窓から撤退しました。
そして、ほどなくサイモンズタウン駅に到着。
とりあえず、ホテル探しにまずインフォメーションへ行こう。
駅から中心部まではちょっと遠いかな。
小さいスーツケースをガラガラひいてインフォへ歩いていたら、話しかけてきた男の子に、「バックパッキング旅してるんだね」と言われた。この彼の一言で、「バックパッカーはスーツケースでもいいんだ」と思うようになりました。彼は現地の人だからすぐ行っちゃったけど、友達になっておけば良かった。