ワイン購入という本日のお題をクリアしたためとりあえずホテルへ戻ることにしたけど、多分下のグーグルマップでは海沿いのルートが出ていないと思いますが、私がこの時帰りに通ったのは海沿いの道です。
ワインランドも綺麗だったけど、海ももちろん綺麗だったというか、いい海沿いドライブだった。当時はまだ何もなくて、荒波が見えたぐらいのものだったけど、具合が悪い中、ちょっと停まってみる気にもなった。
どこだったのかはさっぱり分からないけど。
学生たちかな、何人か遊んでいた。釣りかな。浅すぎるか。
少し進むと誰もいなくなったけど、
近視が進んでいない私の目に、何かが映った。
見つけちゃったので、そこまで行ってみることにした。
まだ遠い。
私の来た道。
この子までの道。
仲間ナシ。私と一緒。
私は動物が苦手です。だけど、何となく寄って行ってしまう(そしてケニアまで寄って行ってしまった)。アレルギーなので触らないほうがいいのだけど、当時は自分のアレルギーをまだ知らなかった。でも単純に怖くて直接は触れなかったので良かった。
間接的に頭を撫でておいただけだった。ダウンのお陰で私がデブに見えるな。
こんな風に遊んでいる時、後ろから男性の声がした。
「何してるの?」
別に何もしていないので、
「この子がいたし、綺麗な海岸だなと思って入ってきたの」
と素直に答えたら、
「ここは立ち入り禁止地区だよ」
と言われ、人がいない理由を理解した。
そうなってくると、「じゃあ何で君はここにいるの」と思ったが。
でも、別に彼は政府の人なわけでもなく、私と同じようにこの子を間近で見たくて車を止めてやってきただけの人だったのだと思う。やっぱりパシャリとしていたので。
さて、もう出るか。立ち入り禁止だしな。
思いたったら構わず路駐。今はもっと整備されていると思うよ。
ホテルへ向かって再びドライブを開始すると、サイモンズタウンの手前で、ヒッチハイクをしている男の子がいた。現地人でもないくせに、地図もないくせに、車を停めて窓を開けて「どこまで行くの?」と聞いてみたら、「サイモンズタウンだよ」と言うので、「じゃあ降ろすところで教えてね」と言って乗せてあげた。
実は、既にヒッチハイクをしている人を何人か見かけていたけれど、地図もなければ場所名も分からないし、相手が女性でも停まりもしていなかった。今回は、海岸沿いでホテルも近く喜望峰向きの方向だったので、おそらくサイモンズタウンの辺りに行くのだろうと思って停まってみたら、やっぱりそうだった。
彼は駅でいいと言っていたので駅で降ろしたけど、今のところ、後にも先にも、ヒッチハイカーを乗せたのはこの時だけです。危ない可能性とか、全然考えなかった。そんな雰囲気じゃなかったし。今ならどうかな。
自分も無事に夕方頃に部屋へ到着したけど、咳はなかったけど熱と鼻水で頭がクラクラでつらかったので、又少し部屋で休んだ。
晩御飯を食べないといけないので今日も頑張って夕食のために起き上がって行ったけど、 車で移動しないとレストランもないというのは、具合が悪い時には辛いものがある。こんな時はルームサービスが良かったけど、スタジオだったので無理だった。
どこへ行ったか分からないけど、ハンバーガーは今日だったらしく、
「またホテルでしばし意識不明。頑張って夕食に出る。ハンバーガー食べた。アフリカでアメリカン。こんなんで明日大丈夫かしら」
と書いてあるんだけどね。
今でも悩むこの写真。
写真の日付が間違っているってこと、あるかな。
まあいいか。
翌日は、サイモンズタウンとお別れしてケープタウン市内へ戻る日。行きは電車だったけど、帰りは地図なしで車です。