6日目②「ケープタウンテーブルマウンテンのサンセットクルーズ」



行こうと思っていたライブハウスは閉店していたけど、ヴィクトリアショッピングセンターで会った日本人をそこへ連れて行くということになっていたので、私一人で自由気ままに行先変更というわけにもいかなかった。






今ならみんな携帯を持っているだろうけど、当時はまだ海外へ携帯電話を持って行く人は少なかったはず。私はソフトバンクだったから海外で使えたけど、日本の他の携帯会社はまだそれほど国際化しておらず、持って行くだけムダな時だった。この時会った日本人グループも、携帯は日本に置いてきていた。






というわけで、連絡もできなかった。待ち合わせ場所は3人が泊まっていたホテルで、時間は忘れたけれど、まだしばらく先だった。






悩んでいても仕方がないので、とりあえず今は予定通りウォーターフロントからサンセットクルーズへ出発することにして、ジャンベショップのオーナーとも一旦お別れ。






鼻水ダラダラでのサンセットクルーズ

ウォーターフロントから出ているこのクルーズは、サンセット時間に限定されたものではなく、私がサンセットが良かったのでその時間に行っただけです。朝日は見ていたから、今度は綺麗な夕日をクルーズから見ようかなと思って。

前日にチケット売り場へ行って、ツアー時間や予約しなくても乗れることなどを確認してあった。なので、出発直前にクルーズ乗り場へ行ってチケットを購入しました。

ツアーは、全然混んでいないというか、私しかいなかった。






何時出港かも料金も忘れたけれど、雨も降っておらずデッキにも出られたし、独占で楽しいはずだった。

だけど、とてもじゃないけど寒くてダメだった。ただでさえ寒いのに、海風がボーボーでしょ。鼻水が更にダラダラになった。

パーカーは買ったけど、ダウンも着ていたけど、全然足りなかった。とても外に立っているなんて無理だった。






それでも、テーブルマウンテンだけは頑張って外に出て撮ってみた。ゆらゆらだったから曲がったけど。

CIMG0933






目的地である喜望峰は3枚で、テーブルマウンテンは2枚。変わらずの素晴らしい少なさ。

CIMG0932






船に乗ったらすぐ夕陽なんてうまい具合にはいかないから、中に入って寒さをしのいでいた。






少ししたらいよいよ夕日の時間がきたので、外へ。

CIMG0937






雲が多すぎる。

CIMG0936






しかも大荒れなのでまっすぐ撮れない。

CIMG0935






よく吐かなかったな。船酔いする人は乗らないほうがいいです。少なくとも風の強い日はやめたほうがいい。かなり揺れます。






曇っていたので綺麗な夕日は撮れず、そのうち真っ暗になってしまった。夕陽の時間はあっという間。

CIMG0939






このクルーズが終わった後、どうやって行ったかどこだったかも覚えていないけど、3人が泊まっていたホテルへ行った。しばらく外で待たされたことだけは覚えている。

出てきた3人に事情を説明して、違うライブハウスへ誘った。そして、確か風邪薬をもらうためだったと思うけど、彼らの部屋へ行ったら、都営住宅みたいなホテルだった。






この時、3人のうちの1人の人に、「旅先で病気になると、不安にならない?」と聞かれ、返事に困った。「ううん・・・別に・・・」とボソッと言ったら、もう1人の人が、「一人旅に慣れているから大丈夫なんだよ」と代わりに返事をしてくれたけど、私はそんなつもりでもなかった。

だって、日本だったら一人で病気になっても不安にはならないのでしょうか。病気の時に隣に誰かがいたら不安ではないのでしょうか。その人が頼り無くても。

誰かがいればいいってもんじゃなくないか。一人のほうがよっぽど楽な病気もあるぞ。

今でも海外で一人ぼっちで具合が悪くなって不安、というのは分かりません。高熱も経験済だし、食中毒で連続嘔吐も経験済です。すごい事故に遭ったとか、そこまでひどい話なら別だろうけど、いずれ治るであろう具合の悪さなら、特に何とも思わないと思う。いずれ治るのだから。そのためだけに、いても何の役にも立たないような人でもいて欲しいなどとは、一かけらも思わないと思う。






では、みんなでライブハウスへ。


次のページへ


< 前のページへ

-南アフリカレンタカー運転一人旅