4日目①「ジョカンとラサでの買い物日」

通常は最後の日に買い物をするけれど、チベットでは最後より1日前のこの日に買い物をしています。

なので、4日目のこの日は、写真が非常に少ない。






さて、今日も朝食を気分良く屋上で。

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又テラスで食べたけど、この日の朝は、スイス人の一人旅女性がテラスにいたので、話しかけてみました。随分長い休暇をとっていて(ヨーロッパでは普通だろうけど)、チベットをゆっくり旅しているようでした。彼女とは後で又会うことになります。






そして、たった数日の旅行である私の方は、この日はまずジョカンへ行くことにした。

ジョカンは世界遺産にも登録されている寺院で、ジョカン寺とその周りのトゥルナン寺からなってるようです。

礼拝者が絶えず、ひたすら五体投地(ごたいとうち)をしています。五体投地とは、何というか、両手両足そして顔という全身を使って礼拝することで、文字通り「地」面に体を投げ出して行うものです。

ラサのあちらこちらで見かけるというわけではないけれど、こういったお寺の周りでは必ず見かけた。






こうして、下に何かを敷いて行うこともあるみたいだけれど、

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家からポタラ宮までの数千キロをひたすら五体投地をしながら進んだというのも読んだことがあります。もちろん写真のように手を覆うグローブみたいなものをつけていたのだろうけど、グローブなしで進んだら手も額もボロボロになると思う。痛そうだ。






上の写真はジョカンの横の道だったけど、ジョカンの周りを回りながら、しばらく露店をうろついたようです。






露店というか、商店街なのかな。

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お店が集中しているあたり。

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食料品も売っているので、観光用だけではなく地元人も普通に買い物をすると思う。

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そのうち、お昼の時間に。






この時こそネパールレストランだった気がする。カレーを食べた。

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自信はないけれど、ヤクカレーだったかもしれない。この続けての「ヤクぶり」からして、きっとヤクに違いない。






そして、食後に一度ホステルへ戻りました。ようやく部屋を替えられることになったので、部屋移動のため、チェックアウト時間の後、荷物を移動しに帰ったのです。

高山病は良くなっていたけれど、低い部屋に越したこたとはないのよ。1階の部屋になり安心してジョカンへ戻りました。






でも。ジョカンへ戻っても、ジョカンの中へ入ろうかどうしようかと迷っていた。






ジョカン正門。

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入口付近にもたくさんの人。

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観光客ではなく、チベット人だと思う。

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五体投地という宗教的な行いを前に、その写真を撮りたいと思う自分と、人が真剣に礼拝しているのに写真なんか撮ったら失礼ではないかと思う自分がいて、悩んだ。でも、さっと2,3枚撮ってカメラを下ろした。

私はこういう場面は今でも苦手。パシャパシャ撮れる人はすごいと思う。






それもあって、何だかジョカンへ入るのが嫌になってしまい、少しだけでも入ろうかと思ったけど、写真を撮るのも気が引けたのでやめました(中で撮影OKだったかどうかわからないけど)。






くるりと回転してジョカンをあとに。

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そして、「あの棒はなんだろう」と思ってズームした。

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チベットには、不思議なものがいっぱい。






ところで、この日は曇っていました。すごく暗かった。チベットは、陽が差すとすごく暑いけれど、日陰に行くと一気にひんやりします。そして、陽が差すと眩しすぎるけど、曇ると不吉な感じだった。






でも、薄暗くても、人々は日陰がいいらしい。日焼けするしね。

買物途中、「写真を撮らせて」とジェスチャーすると、

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とっても快諾だった。

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そのまま徒歩ショッピングを続けていると、ヤクの肉らしきものを発見した。

ヤクだろうがヤギだろうがウシだろうが、毛がついていたことに驚いた。

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マージャンを買おうと思ったけど、「買ってどうすんのさ・・・」と思ってやめた。正解だったと思う。

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どうやって料理するのか分からない乾物もたくさんあった。乾燥しているから乾物を作りやすいだろうね。

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こんなものまで乾燥中。乾燥後か。

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そして、ショッピングを終えて、一度ホステルへ。

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さて、ここで、いつのリキシャか覚えていなかったのでどこで挿入していいか分からなかったけど、リキシャ問題を2つ報告します。

どこからかリキシャに乗った時、カメラを座席に置きました。自分の右手のすぐ横に置いていました。

そして、何となく後ろの空気が違ったのでふと振り返ると、子供がリキシャに乗ってというか、しがみついて立ち乗りして、私のカメラを盗もうと手を伸ばしていたところでした。子供かどうかの判断がつく前に「ちょっと!」と怒鳴ってしまい、子供はばれたかと思ってすぐリキシャから降りました。子供だと知っていたらもう少し穏やかに怒鳴ったんだけど。

リキシャは人力車なので、椅子をそのまま引っ張ってるような感じです。いくらなんでも走行中に人が飛び乗ってきたら振動で分かると思うので、私が乗る前か乗ろうとしている時に子供が座席の下に忍び込み、走り出してから体をゆっくり起こして手を伸ばしてきたのだろうと思っています。皆さん、リキシャに乗ったら、後方確認を忘れずに。




次に、その同じリキシャだったかどうか忘れたけれど、降りた時に、かなりの値段をふっかけられたことがありました。一度はやられるだろうなと思っていたけど、やっぱりやられた。200とか300元とか言われたんじゃなかったかな。相場を調べてあったので、自分なりに予想していた金額があったのですが、その10倍近くを言われた気がします。

そして、そんな金額は払わないと怒った後、自分が払うべき値段を出し、「これしか払わない」と言い切りました。「それじゃ足りない」というリキシャドライバーに対し、「だったらお金払わない。そんな値段払う必要ないから。このお金受け取って済ませるの?それとも法外な値段言って一銭ももらわないで終わるの?」と言った後、これ以上は払わないからいるのかいらないのかと怒ってお金を胸ポケットに投げ入れる仕草をしました。その途中まだ騒ぐので、「ああ、じゃあいらないのね」と言ってお金をしまおうとしたらもっと騒いだので、「これもらって帰りなさいよ」と言って胸ポケットへお金を入れ、その場を去りました。追って来なかったから、諦めたみたいだった。

でも、こういうケンカができるのは、相手が純粋な場合だけ。狂っているかなと思う人間とケンカしたら殺されるかもしれないから、気を付けないと。




でも、チベットのリキシャドライバーは、ホントに危ない人もいるかも。ある女の子が、リキシャドライバーにパスポートを取られ、欲しければお金を出せと言われていました。確か、殴られたって言っていた気がします。彼女は一人旅だったのですが、何故か知りませんが、ブラジャーの上にタンクトップだけで胸が見えそうな格好をしていていたので、パスポートを受け取りに一人で行くのは危ないのではないかと思っていたけど、パスポートは無事に返ってきたようでした。お金を渡したのかどうかは知らないけど。

だから、リキシャにはちょっと注意です。気を付けてね。




では、次のページではお土産を。


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