スーパーへ行ってはみたが
短いマーケット散歩の後は、ホテルのレストランで少し休憩することにした。
バードオブパラダイスには、プールもあります。パプアは綺麗な海に囲まれているけど、ゴロカは山の中なので海まで遠い。
旅行客かな。現地の人って、お金を払えばプールを使えるのだろうか。
少し子供を眺めていたけれどやることもなく泳ぐわけでもないため、部屋へ戻ることにした。
泊まっていた部屋の窓からの眺め。当時は目の前のスーパーが見えたので、お客さんを眺めていた。
要日傘な人。
この後、見ているだけでなく実際にこのスーパーへ行ったんだけど、全然覚えていない。カウンターもレジも何一つ覚えていない。現金払いだったはずだけど、どうやって会計をしたのか、レシートもなくさっぱり分からない。
幸い、買ったものを綺麗に並べてちゃんと写真を撮っているため、行ったことは分かる。水3本、ブドウ、ファンタライムとオレンジ、パン、ポテトチップス2種類。
この左下のファンタライムがめちゃくちゃおいしかったんだよね。
今では色々なファンタが季節的に売られるようになっているけど、当時東京ではファンタライムは売っていなかったし、多分今もないよね。一時期売り出したけど、パプアのものとは全然味が違った。
世界各国でファンタを飲んで分かったけど、結構味が違う。ケニアのファンタオレンジは薬品臭くて好きじゃなかったし。
パプアのファンタライムは、炭酸具合も甘さもとっても私好みで、あんまりおいしくてこの翌日も買いに行き、お土産としてスーツケースに入れて持って帰ったほどだった。でも2本しか持って帰らず、2本目を飲み終わった時は何とも言えないほど寂しかった。
そういうわけで、「お土産」と呼んでいいかどうか分からないけど、きっと今は売っていないのだろうけど、一応お土産のうちの一つとしてあげておきました。
晩御飯を食べてはみたが
さて、ファンタ購入後は早めの夕食へ。
夜だし、外には行かなかった。行ったとしてもレストランがあったかどうか分からないけど、さすがに夜に出て行ったら止められたと思う。
ホテルのレストラン。
パスタを食べたんだけど、「うどんだよねこれ」と思った。「ひき肉のケチャップ煮を乗せた細うどんレモン添え」。
強烈だったなこれ。
もうプールも見えないほど暗かった。
ゴロカ3泊のうち、おそらくこの日だったと思うけど、夕食後、レストランにいた1人旅らしき人に声をかけ、しばらく話をしていたんだ。オーストラリア人の男性だった。
「危ない危ないと言われたんだけどそんな感じがしない」と私が言ったからだと思うけど、その男性の知り合いがこの日山賊に遭ったと教えてくれた。
パプアの現地運転手を雇い、3人か4人で何かのツアーで人里離れたところへ行ったそうです。そしたら、銃を持った山賊が数人出てきて、カメラをよこせと言って取って行ったとのことだった。
私はカメラが大事なのでそこだけに気がいってしまったため現金を要求されたかどうか記憶にないけど、多分もちろん現金もとられたはず。「現金はいらないがカメラはくれ」という山賊はなかなかいないと思うし。
一眼ではないのでカメラを取られるのはいいとしても、写真が入っているカードを取られたら写真までなくなってしまうため、何も思い出が残らない。
なので、これを聞いて、やっと少し「用心だな」と思った。
そして、もう1つ覚えているのが、携帯の話。私は当時もソフトバンクで、当然海外でも使えるものと思っていたけど、使えなかった。
チベットでも南アフリカでも使えたソフトバンクがなぜパプアニューギニアで使えないのかと不思議だった。だって、携帯を持っている人も見かけたし、携帯が使えないということはないはずだったから。
そしたら、その彼、オセアニアではネットワークが違うんじゃないかなと言っていた。何となく納得した。日本がガラパゴスだったのだから、オセアニアがはまぐりでも驚かないし。
私はパプアニューギニアでは全く電波なしで、もちろんネットもなかったから、完全に日本と遮断されていた。そんな旅行は後にも先にもパプアだけだったと思う。
さて、旅行記を読んでいると同じ日な気がしないだろうけど、この日は到着日です。私は日本時間の朝4時ぐらいから寝ていなかったので、元気そうだけど、だいぶクタクタ。
というわけで、早めにシャワーを浴びて寝ることにした。
眠る前にファンタライムを飲んで「キャーオイシー」と喜ぶんだのだけど、次の日大変なことになっていました。
