3日目⑥「ゴロカのどこかを自分ツアー」


PNGへお願い

PNGの事務所がホテル内にあったのかPNGの人がホテルにいただけなのかは忘れたけれど、何とかどこかへ行けないものかとお願いしに行ってみた。

とにかく普通の観光では行かないところへ行きたいとか、地元の自然な生活が見たいとか、そんなことを言ったはず。そして、現地のガイド君の運転でドライブがてらどこかへ少し連れて行ってくれるということになった。いくらだったかな。現金でその場で払ったと思う。

車は多分トラックで、私を入れて3人だった気もしないでもないけど、シングルキャブだったはずなんだよな。2人だったのかな。






すぐ出発したけど、どこだかさっぱり分かっていない私とは違い、ガイド君には一応どこか目的があってというか、この辺を少し走ってみたいな計画はあったのだと思う。

そして走り出し、まず最初に停まった場所でその辺を案内してくれた。






最初の写真。「新築の家だよ」と言っていた。とっても新しそうだ。

2007_05180244






上の写真の家の左側のあたり。土地の境界が分からないけど、国有かな。

2007_05180243






それから又少し走ると川があったので、停まってもらった。







地図を見たら川がないんだよな。どこだったんだろう。

2007_05180248






水遊びする子供たちが、

2007_05180249






元気に寄ってきてくれた。

2007_05180250






薪を運んだり、

2007_05180251






洗濯をする子もいた。

2007_05180252







だんだんと元気をもらっていく

もちろん、私に気が付いた時は、みんな車に向かって手を振ってくれた。

知らない人にも手を振る習慣をつけるといいと思う。日本人は少し気の狂ったのが多いから、「コミュニケーション力」という授業を小学校で設けたほうがいい。先日、外国人が日本を旅行中、ラーメン屋で食事をしている時、ラーメン屋の外を歩いていた日本人の男とガラスドア越しに目が合って、何となく手を振ったらその男が店に入ってきて殴りかかってきたという事件があった。日本人だけと違うか、「がんつけてる」とか言うの。「目が合ったら下のレベルのお前が目をそらせよ」みたいなルールがあるのかどうか知らないが、じっと見ていると「がんつけてんじゃねえよ」ということになる文化がある。

日本語も話せない外国人は、なんか見つめ合っちゃったんで手を振ってみただけだが、見た目が日本人なため男が日本人かと思っていきがって喧嘩を売りに店に入ってきたんだろうけど、結局、相手が日本語をしゃべれず、かっこつけることもできなかったと思う。「てめえなんなんだよーなめてんのかー」みたいな、低学歴やヤク中のようなことを言っても言葉が通じないので、脅しも効果がない。襲われていると勘違いした外国人に逆に胸ぐらをつかまれて自分で警察を呼んだだけだった。

外国人のほうと話したけれど、目が合ったまま少し見つめ合っちゃったので、ヨーロッパ的に手を振っただけだと言っていた。それ、良く分かる。日本人の幼稚さは世界一だと思う。






ドライブ中、スコールがきたので少し車にいた。

スコールが止んだ後、道の真ん中で車を停めてもらって降りてみた。






びしょびしょになったけど元気な学校帰りの子供たちが、

2007_05180255






真っ直ぐ行くのだ。

2007_05180256






何もないでしょ。

でも、人がいるんだよね。どこからともなく人が出てくるんだ。

何となく、今もこうであって欲しい気がする。






どこでも路駐OK 的な大自然だけど、車なんて全然通らなかった。

2007_05180257






動物ならいたけれど。

2007_05180259






多分、小学校の帰宅時間と重なったんだよね。

車に戻ってもう少し進むと、今度は集団帰宅の子供たちがいた。






外国人に大注目。

2007_05180261






ビルムで通学する元気な子供たち。やっぱり色が鮮やかだ。

2007_05180262






いつもいつも寄ってきてくれて、笑顔をくれて、元気で、意味は分からなかったけど、言葉が通じなくても返事をしてくれた。

東京では、突然意味もなく笑顔で話しかけたりしたら気違いだと思われることがある。






でも、子供たちがいたら、景色だけの写真を撮らせてもらうのはまず無理だろうということも理解してきた。景色と言えるほどのものもなかったけれど。

2007_05180264






どこからともなく子供がちょこちょこ溢れ出てくるみたいな感じだったな。脇道とか、そんなのがあった気がしないんだけど。

今でもあの道が子供たちで溢れていることを願います。








良く分からない売店へ

子供たちとお別れをした後、又少し進み、小さな家のある場所で停まった。




お店らしい。

2007_05180265






ガイド兼運転手君が何か買いたかったのだと思う。

2007_05180266






私は何も買わなかったけど、彼は木の実を買って食べていた。食べると歯が真っ赤になるの。

食べるかと聞かれたから、いらないと言った。口の中が真っ赤になっちゃうし。パプアの人は、あれが好きらしいです。もしかして、フェースペインティングで使った木の実だろうか。味があるのかな。




そして、少し木の実で歯をうるおしてから、出発。





どこへ向かっていたか分からないけど、多分もう帰路だったと思う。でも、途中で停まってもらった。

綺麗な虹が見えたので。






さっきのスコールのせいだろうけど、こんなカメラでどう撮っていいか分からなかった。

2007_05180276






虹って、どうやって撮るのだろう。

2007_05180275






これは一眼じゃないから仕方がないけれど、修正したくないんだけど、その場合、どんなレンズと設定ならきれいに撮れるだろう。

一生虹撮りに成功しなさそうだ。








痩せ行く私の晩御飯

虹の後はホテルへ直行だった。まだ夕飯には少し早かった気もするので、多分一度部屋で休んだと思う。

そして、いつものように、ホテルのレストランへ。






肉なら失敗しないと思い込んでいたため、肉ばかり食べる私。肉どころかご飯も野菜もとてもとても食べられずに残してばかりいる私。なのに、なぜかご飯を2つも盛られてしまう私。

2007_05180278

牛肉のシチューかな。






食事を残さなかった日はなかった。民家へ行った時に保存してあった芋とかのほうが良かったんだけどな。普通に現地の人が食べる食べ物のほうが食べられると思うんだが。

無理して高級そうなものを作ってもらったからいけなかったんだと思う。





持参のカロリーメイトで生き延びたじゅんこさんだった。






物体X

体がペラペラになっていっている私が部屋に戻ると、新たな試練が待っていた。

おそるおそる冷蔵庫を開けてみたけど、やっぱり冷蔵庫の中には蟻も入れなかったなみたいで、まずここでホッとした。






でも、安心もつかの間、壁に得体のしれない緑の物体を見つけた。何だろうと思って近づいてみたけど、何だか分からなかった。

見たこともないような虫だった。飛ぶかどうかも分からない。毒があるかどうかもわからない。

怖いから殺したいけど、殺すものがない。どうしよう。




部屋を見回して、手に取ったのはゴミ箱。底でどついて殺そうと思って。そして、



ドンッ



と叩いてみた。

一発でいけたらしい。

ゴミ箱の底に緑のべちょっとしたものがついていたので、恐ろしくてゴミ箱ごと部屋の外へ出しておいた。




蟻で1つゴミ箱を外に出して、2つ目は緑の物体のお陰で外に出したので、ゴミ箱がなくなってしまった。

旅行予定の方、パプアではこのようなゴミ箱の使い方もありますので、参考までに。



では、お休みなさい。



次の記事へ



前の記事へ

-パプアニューギニア一人旅