走って走って、運転から始まり運転で終わったような旅行だった。
「こんな小さな国でどうしたらそんなに走れるんだ?」という走行距離だったと思う。
マルタは昔から特に理由もなく気になっていた国のうちの一つで、いつかは行こうと思っていました。
ライアンエアーが当時住んでいたロンドンからマルタへの直行便を出しており、ある時ふと見たら、時期はずれだったか、破格の値段だった。というわけで、迷わずマルタ行きを決定。
ところが、料金を色々比べていたら、シチリア島に寄ってシチリアからマルタの2便のほうがフライトが安かった。というわけで、ついでにシチリア寄りも決定(シチリア旅行記は別カテゴリです)。これにより、格安的理由で二か国行きが決定された次第です。
帰りはマルタからロンドンへ直行便だったけど、直行でも45ユーロで、当時で4,500円ほど。2か国へ行って、飛行機代は往復7千円ぐらい。日本からだと考えられないよね。
「安かろう悪かろう」という表現は、EU格安フライトについては当てはまらないと思うのでご安心を。
でも、旅行自体には当てはまるかもしれないと思うような旅行だった。いきなりレンタカー屋に腹が立った上に、到着したホテルでもムカムカきていたので、日本から十万円ぐらいかけて長距離フライトで行っていたならもっと怒っていたかもしれない。
海は綺麗でしたが。
そしてその綺麗な海の穴場を探そうと、ずっとずっと運転していた。
疲れようが具合が悪かろうが、ひたすら運転していた。ナビを見て突き当りかどうかを確認しながら、行けるなら突き当りまでひたすら走って海を見る。気に入れば車を停めて、そうでもないなら素通り。でも、気に入って降りても写真を撮ったらすぐに場所を移動。
だからずっと走りっぱなし。
私は、最初から最後まで首都に入ることなく、ただただ運転で終わりました。
運転狂いじゃないとできないと思う。
宛もなく走っており、どこに行ったのかも殆ど覚えておらず、写真と薄い記憶だけで頑張って旅行記を書くのは不安だったけど、グーグルストリートビューのお陰で何とかなりました。
では、綺麗な海を是非。