自運転開始
ヨルダンドライブは初めてだったけど、アンマンからジェラッシュまでなら、渋滞があっても片道2時間あれば余裕だろうなと思っていた。
夜までに確実に戻れる場所であり、それなりの観光地である場所に行きたかったので、ジェラッシュは丁度良かった。
ナビをセットしようとしたら、「ジェラッシュ」という町でしか設定できなかった。遺跡を見に行くつもりだったけど、別にアトラクションとしてナビに入っているわけではなかった。なので、とりあえず町で設定。
分からなければ、ジェラッシュの町まで行ってから人に聞けばいいし。
では、出発。
ヨルダンは、右走行の左ハンドル。
当時はそういうことを気にしていなかった。ロンドンか成田までは左走行で行き、到着した国では右走行ということに対して、それほどの違和感をもっていなかった。国が違えば当たり前だぐらいに思っていたし、運転が技術である以上、どこの国で乗っても同じなはずだから。
ナビもスマホもない時は、右折した途端左に入ったことがあったけど。一回だけ、グアムだったかな。正直、ウィンカーが左か右かのほうが気になっていた。ウィンカーは左のほうが運転しやすいので。右ハンドルでもEU車は左ウィンカーなため、日本に帰国して数か月、何十回もワイパーを作動させていたし。
ヨルダン人の運転ぶり
ホテル横の大通りがジェラッシュと逆方向だったので、ナビに従ってしばらく裏通りを走るところからスタートした。
裏通りと言っても、住宅街みたいなところで、ヨルダン人はそんなところでももちろんビュンビュンと飛ばすわけ。
それで、私が遅いから、クラクションを鳴らしてくるわけよ。いつも通り私は全然動じないんだけどね。
だいたい、初めて運転する国で、逆側通行の国で、住宅街の細道を50キロも出して走ってるんだから、十分じゃない。ビービーうるさいよぐらいに思っていた。
そうすると、50キロでも遅いと言わんばかりに追い越してくるわけだけど、その時、
すっごい
見られた。
「このやろう」とかそういうのではなく、なんかこう、すっごい見られた。
何だろうと思ったけど、まだこの時は、別にそんなに気にならなかった。
そのうち国道らしき大通りに出たら、ラウンドアバウトは出てくるし、車の数も一気に増えたので、やっぱり都会なんだなとか思って、首都ぶりに気を取られた。
その後アンマンから離れるにつれて、車の量も減っていき、ドライブも順調ペースになると、もう、
暑い。
でも気分がいい。
という感じで、ただただ突っ走っていた。
ジェラッシュに到着
渋滞もなかったので、窓から景色を楽しみながらドライブしていたら、あっという間にジェラッシュに着いてしまった。
着いたのは分かったけど、遺跡は通り過ぎた気がしたので、車を停めて、歩いていたカップルに聞いてみた。
私 「ジェラッシュ、どこかな」
カップル 「ここだよ」
私 「そうじゃなくて、観光する場所、遺跡とか何かある場所だよ」
戻って駐車場へ入りなと言われた。やっぱり通り過ぎていたらしい。
ジェラッシュの遺跡って、あまり目立たないかもしれない。駐車場が地味すぎたのかもしれないし、私の飛ばし過ぎも原因だろうと思うけど。
駐車場に車を停めて、土産物屋を抜け、早速遺跡の中へ入った。
チケット売り場だったと思うけど、オフィスにいたお兄ちゃんと話していたら、彼の後ろにいた男子が「日本人か?」と大きな声で聞いてきた。
答える前に、「結婚はしていない」と言おうとしたけれどやめておき、素直に「そうだよ」と返事をした。
すると、「ちょっとこっちに一緒に来て」と言いながらオフィスから出てきた。
何か売ろうとしているのだろうかと思いながら着いて行くと、待っていたのは32番目の妻になってくれというプロポーズではなく、歴史館みたいなところだった。
そして、何か、歴史の説明を始められてしまった。
これはプロポーズよりつらいな。
そこまで聞いている時間はないのだ。
と思いつつも、悪いので、パンフレットをくれたら読んでおくよと言って、一つもらっておいた。
本当に読んだかどうかは聞かないで頂きたい。
ついでに、何で日本人だと分かったのかと聞いてみた。
そしたら、ヨルダンでは日本のテレビ番組が放送されており、日本人を見慣れているので区別がつくんだよと言われた。何の番組を見たら日本人を識別できるようになるのか不思議だったけど、日本のアニメもたくさんやっていて、とても人気があるらしい。
日本人が好きで、日本人だと分かると何かしてあげようと思ってしまうという感じだった。別に何かを売ろうとしていたわけではなく、珍しく日本人が来てくれたので、オフィスの裏からわざわざ出て来てくれたのだ。
日本人が来る度に話したいと思っていたけど、言葉の壁が邪魔をしてなかなか話せなかったらしい。発展途上国へ行きたがる日本人とか、中東とかアフリカとか、危なそうな国へ行きたがる日本人とか、バックパッカーとして世界中へ行く日本人は、何故かむしろ英語が話せない人が多い。そして、日本人だけで群れるところがある。
グアムでも、たくさん話しかけられた。日本人はいっぱい来るのに、話したいのに話せないと言っていた。
遺跡へ
親日な彼にお礼を言って、ジェラッシュ遺跡へ。
まだメインのフォルムにも着いていないところでもこんな感じ。
近寄ったら「乗ってみるか」と言われたけど、遠慮してしまった。落ちそうだったから。いくらだったのかな。
まだまだなんだなと思いながら歩く。

フォルムに到着。
一本道を
列柱通りを抜けて、真っすぐ北門へ。
小さい遺跡だけど、結構歩く。
観光客少な目。
北門に向かう途中、左側にいくつか遺跡があったけど、どれが大聖堂でどれが住居跡なのかはさっぱり分からなかった。遺跡内地図も確認していなかったし。
振り返って1枚。もう結構歩いたな。
これが大聖堂だったかも。住居跡には見えないし。
そのまま北門へ歩いているところ。ズームレンズでこの距離なので、まだまだ先。
気が付けば、少し観光客が増えていた。
やっと端に来た。
右には町が見えたけど、似たような色だと、遺跡と一体化して見える。だから車でも通り過ぎたのだと思う。
このまま真っ直ぐ北門を突っ切ってもどこへ行くわけでもなさそうだったので、引き返してフォルムのあたりをもう少し見てみることにした。
そして、とても素敵な女の子たちと出会った。
















