入口付近へ到着
ペトラあたりに着いたけど、どれがペトラの駐車場か分からなかったので、車の窓を開けて歩行者に聞いてみた。
あっちもこっちも指をさされたため、どれもこれもペトラの駐車場であることは分かった。
駐車場がすいていると逆にどこに停めていいのか迷ってしまう貧乏性の私、今回は、既に予定より遅れて到着していたし、迷わずその辺に適当に停めた。
皆さんは、適当に選ばず、必ず日陰になっている場所を選んで停めて下さい。
チケット売り場まで5分ぐらい歩いたと思う。もしかしたら結構遠い駐車場を選んでしまったのかもしれない。
そしてそのチケット売り場だけど、今は立派な建物があると思う。いかにも、「チケットを売っていますよ」という感じの建物が。当時はまだ屋台みたいなものだった。
一旦チケットを購入してから入場したはず。つまり、中で待っていたガイド君たちとは別料金で、入場料だけ払って徒歩で観光も可能だと思います。
ペトラの入口を過ぎると、すぐに、「ツアーはいかが」と声がかかった。
ペトラは、ゆっくり全部見ようと思ったら1日では足りないほどの広さだと思う。私はこの後、200キロほど離れた死海に行く予定だった。長居はできないけど、できるだけ奥まで見たいとは思っていた。
徒歩では何時間かかるか分からないし、ロバに乗るのも面白いかも。とりあえず、声をかけてきてくれた男の子と話してみた。
一人だし、ペトラを上から眺められるところへ連れて行ってあげるよとのことだった。事前に調べていなかったので何のことだか分からなかったけど、グループは行けないような場所だという意味だったのだと思う。
値段交渉を開始して、数千円だったと思うけど、それで決定。ワディラムよりは高かったかな。
すぐに出発ではなく、まずロバに水をあげた。
ロバ支度が必須。
まだ入口近辺。
ペトラ1人ツアー
ロバの準備ができたため、小さなロバに乗せてもらって出発。
ロバを甘く見ていた。結構恐かった。カメラバッグが重いから重心が取れず、落ちそうで気が気じゃなかった。
しかも、スピードが早かった。ロバはもっとのそのそしていると思っていた。
えっちらほっちらとロバの綱を引き、男の子が前を歩き、しばらく直進。
この辺はもう、「ペトラ」という感じ。
最初は普通の土道を進み、それからこの岩山を登り出した。ゴツゴツだったけど、このぐらいの段差ならロバは大丈夫らしい。
時間をかけて岩山を登って行った。
どんどんと、ゴツゴツ感と、
砂漠感が増した。
もちろん私には、右も左も分からない。
ゴツサバ感が増す中、もちろん結婚してるのかとガイド君に聞かれた。
今回は、続いて、恋人はいるのかとも聞かれた。それから、なんちゃらかんちゃらと。
もうこの時点でちょっと帰りたかった。
今回は既婚質問のみではなかったため、「後から少しもめるかな」と思いながら聞いていた。彼は、昔日本人の女の子と付き合っていたことがあるらしく、その話もしていた。
30分以上かけてやっと崖の上まで行くと、そこからはロバは無理だから、歩いて行こうと言われた。
歩いている時間はないと言ったけど、ロバは行けないからが仕方ないと言われた。さぞかし普通の人が行けない場所へ行って綺麗な写真を撮らせてくれるのだろうと思って、頑張って徒歩で行くことにした。
すごい道だったよ。もうね、ロバどころか、ウサギでも辛いから行かないと思った。道っていうかさ、草はないからジャングルとは言わないけど、乾燥地帯の石砂漠というか、猿の惑星に出てきそうなところだった。
そこをさ、このお兄ちゃん、すごいスピードで歩くのよ。着いて行くの、大変でさ。最後は、彼が私の手を持ってぐんぐんと進むわけ。それはもう、まるで犯罪を犯したラブラブカップルが逃げているかのように私の手を引いて進んで行くのよ。
非常に辛かった。往復40分ぐらいかな。
普通の観光客が行けないところへ連れて行ってくれるということだったので、写真を撮りたい一心で一緒に行ったんだけどね。
上から目線
そして、着いた先は、観光客などおらず、椅子があるわけでもなく、ただの崖っぷちの危ない場所だった。
そこからエルハズネが見えるわけだ。
確かに。だけど、
なんか普通だと思うのは私だけだろうか。自分が落ちそうで怖いし。
下にいたほうが楽しそうに見えるのだが。
まあ、確かにこんなズームは上からじゃないと無理だと思うけど。小石がたくさん落ちているのも見えるし。上から目線もいいにはいいか。
あの車、馬車かな?安かったら帰りに乗ろう。
似たような写真をパシャパシャと撮っていた。それでも、20枚ぐらいかな。
ここに来るのに時間を使うならペトラの奥まで行ったほうが良かったのではないかとも思ったけど、写真でも撮っていないと休めないので撮っていた。到着してすぐにまたあの道を戻る体力もなかったし。
本当はさ、ここまで来る途中に見た崖や岩山のほうがよっぽど写真の撮りがいがあると思ったんだよね。止まって撮りたかったけど、ぐんぐん手を引っ張って行くんだもの。
そもそも、ツアーをする側の人たちというのは、必ず月並みな場所へ連れて行くでしょ。というか、大多数が好む場所へ連れて行く。でも、そういう場所は、一人旅人や写真を撮る人が行きたいと思う場所とは必ずしも一致しない。
写真をある程度撮り、もういいよと言って、戻ることにした。
そして又、ぐんぐん歩いて元の場所へ。
そこで休憩に入った。
彼、水を頂戴というので、何で自分の水を持っていないのか不思議だったけど、私のペットボトルを渡した。そしたらガブガブ飲まれた。私の命の水を。客の水を。
ムカッときたけど、彼のほうが年下だったので我慢した。
でも1時間後には、「ペットボトル2本ぐらい持っていけばよかった」と心底思った。













