5日目⑦ そして帰国「暗闇を抜けて」

何と、ガードレールだった。






ガードレールにライトを反射してピカピカ光らせるものを入れて危険防止にしていたみたいなんだけど、欲しいのは電灯だよ・・・・。

ガードレールがあったのは、多分、カーブだったからだと思う。ないよりマシなんだけど、あんな短距離だけついててもしょうがないよな。






でも、ガードレールを過ぎてしばらくすると、高い位置に前を横切っている光る線が見えてきた。






15号線やっと登場






命拾いした。






と思って直進したけど、距離が縮まらない。





全然縮まらない。






まだまだ縮まらない。






パン喰い競争真っ最中。





何もないところに明かりだったので、かなり遠いのに光が見えただけだった。

決して、すぐそこなわけではなかった・・・。






ガソリンが気になる。ここでガス欠になったらどうしよう。






こんな暗闇で車がガス欠しても、トイレもなければ飲み物もない。既にガソリン節約のためにクーラーは消して外気にして走っているし、本当に干からびるじゃないか・・・。






それに、こんな場所にいたら、たとえ車内でも危なそう。

山賊に襲われるかもしれないけれど、だいたいお化けが出そうだし。






ひええええええええええぇえぇえ






こんな旅行をしているくせに、結局のところお化けが一番怖かったらしく、急に60キロぐらいにスピードアップして15号線へ急ぎました。お化けの効き目はすごかった。






そして、15号線へ乗った時の私の安心感ときたらなかった。






ところが、残念ながら今度は高速(国道)、最高速度が何キロだか知らないけれど、ものすごく飛ばしているヨルダン人が待っていた。






私のリミットは、130キロです。これ以上はどこの国でもどんな車でも絶対に出さないことにしています。

日本の高速は100キロだけど、これは遅い方で、海外では130キロでもあおられたりします。






そんな私をビュンビュン抜いていくヨルダン人。もちろんつられたりはしないけど、130キロをあれだけすぐに追い越すのだから、150キロ以上は出ていたと思う。





でも、こちらはまだ暗闇と闘っている最中で、スピードに気を取られている場合ではなかった。

高速だから電灯はあったのだけれど、ボチボチだった。





130キロで走っている車に十分な明かりを供給できる電灯の間隔がどのぐらいかは分からないけれど、数が少なくて明かりが足りなかった。

一般道よりはましだったけど、それでも、20メートルぐらい先までしか見えてない感じだった。






これは、スピードが速いことを考えれば、一般道の時よりずっとリスクが高かった。人が出てきたら確実に轢き殺してしまうスピードでたった20メートル先ぐらいしか見えていない。

日本のような有料高速とは違うので、高速と言っても国道で、入ろうと思えば誰でも入って行けます。






そうでなくても、前の車が急ブレーキを踏んだら、私は間違いなく後ろから追突する。

130キロのスピードなら、20メートルの車間では足りない。だから、私は即死。






なので、再びハンドルをしっかり握り、シートによりかかることなく体を前に出しての運転でした。






怖かったなぁ。又見えない道路を走るとは思わなかったから、一般道の後にこれで、もう疲れちゃった。






だけど、運転も怖いけど、スタンドがないことにも困った。

しばらく行くとあったけれど、反対車線だった。Uターンして戻ろうかと悩んだけれど、そのうちこちら側車線にも出てくるだろうと思ってやめた。

でも、その次も、次の次のスタンドも、反対車線だった。






結局私は、アンマン国際空港付近の、電灯の本数も多くなったあたりになるまでガソリンを入れずに行ってしまった。

ガソリン、もってよかったね。一応エアコンは消していたけど。タコメーターも気にしていたけど、いつも借りる小さい車よりはサイズ大きかったと思うし、どうせ 飛ばしっぱなしだから意味はない。






さて、到着したスタンド、駐車場に車を停め、やっと車から降りる。久しぶりに車から降りた気分だった。

ここのスタンドでカードが使えなかったら涙だなと思ったけど、大丈夫だった。ジュースも一緒に購入しました。






やっとジュース!やっとトイレ!






何時だったのかな。スタンドについていたコンビニは、床掃除を始めていました。






さて、そしてそのスタンドからホテルまではそう遠くなく、すぐに着きました。くたくたの到着。何時間運転したというよりも、神経使った運転が長かった。






やっと着いても、もうご飯を食べる時間でもなければ、食べる気力もなかった。体力も尽き果て、ただただシャワーを浴びたかった。






このホテルは到着日も泊まったけれど、夜中着のフライトだったのでチェックインが遅かった。最終日のこの日のチェックインは1泊目よりほんの少し早かったけれど、レストランが開いている時間ではなかったはず。

なので、私の晩御飯は、持参していたカップ麺。旅行には大抵一つ持って行く。こういうことになるから・・・。






ヨルダン料理ディナーは、赤いきつねに変わった。






さて、きつねの後は、シャワーを浴びて、クーラーがきいたお部屋で休もう。

翌日のフライトは、11時50分発。8時半にはレンタカーを返したいな。






無事に寝坊することもなく起きたのですが、空港も近くて迷わなかったのですが、空港でどこに車を返したらいいのか今一良く分からなかった。

なので、空港の入口前に適当に路駐して、中へ入ってみた。返却窓口はすぐに見つかり、車をチェックしてもらって無傷な確認をとり、無事返却は終了。






空港でお土産を見ながら無事にロイヤルヨルダン空港でロンドンへ帰りました。

帰ってからヨルダンの友達になぜ運転中に飲み物を飲んではいけないのかと聞いてみたら、そんなことないよと言われた。






そしてやっと気が付いた。私が読んだブログを書いていた人は、おそらく英語が分からなかったはず。

「Don’t drink」という標識を見て、ドリンクを飲み物全部を飲む行為と訳したのだと思う。ドリンクは動詞で、その後に飲み物の名詞がなくドリンクだけなら、通常はお酒のことを意味します。

「I do not drink coffee」は「コーヒーは飲みません」ということだけど、「I do not drink」と言ったら、通常は私はお酒を飲みませんという意味です。






昔々、イギリスに住むずっと前のこと、やはり誰かが運転中には飲み物を飲めないと旅行記に書いていた。何の話かと不思議になった記憶があるけれど、今回もその話と同じことだった。






謎が解けて良かったけれど、どうしてヨルダン男子が既婚かどうか聞いてくるのかは彼女も知らなかった。そんな話、初めて聞いたと言われました。外国人にしか言わないのだろうか。今でもあの質問の意味は不明です。






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-ヨルダンレンタカー運転一人旅

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